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Duolingo、ドイツ語とイタリア語の日本語話者向けコースが登場!「リリーとビデオ通話」にも対応!

言語学習アプリ「Duolingo(デュオリンゴ)」の3月、4月のアップデートにおいて新たに日本語話者向けのドイツ語コースとイタリア語コースが追加された。8日時点ですでにAndroid版とiOS版の両プラットフォームに対応済みなので、AndroidスマホとiPhone、どちらのユーザーも両コースをプレイすることができる。

<▲画像:「Duolingo」に日本語話者向けのドイツ語とイタリア語コースが追加!>

もちろん無料でプレイ/レッスンできるが、有料プラン「Duolingo Max」に加入しているユーザーの場合は、ドイツ語、イタリア語、どちらの言語コースにおいても「リリーとビデオ通話」も利用可能な状態となっている。

「リリーとビデオ通話」はDuolingoの人気キャラクターの一人である「リリー」とビデオ通話風のインターフェイスで会話できるレッスンで、日本のユーザー向けには昨秋リリースされた。

当初は日本語話者向け英語コースなど一部のコースに限られていたが、徐々に対応言語コースが増え、今回の日本語話者向けドイツ語と日本語話者向けイタリア語においては最初から対応している。

リリーとビデオ通話は英語コースなど、コースによってはメニューからいつでもアクセスし、トークできるが、コースによっては各セクション・ユニット内の一レッスンとしての配置に留まっている。逆に、ユニットに配置されていないコースもある。

日本語話者向けドイツ語とイタリア語の場合は、最初から両方に対応している。

どちらも各セクション・各ユニット内にレッスンとして配置されているほか、メニューからいつでも掛けることもできる。メニューからのアクセスはAndroid版とiOS版で異なり、Android版の場合は、画面上部メニューの「Duolingo Max」アイコンから、iOS版は画面下部メニュー内の「ビデオ通話」アイコンからとなっている。

そして英語コース同様、各セクション・各ユニット内配置の通話レッスンの場合は、そのユニットの学習テーマに沿った内容でリリーが話しかけてきてくれるはずだ。

また、両コースのレッスンのボリュームだが、ドイツ語、イタリア語共にセクション3まで用意されている。日本語話者向けスペイン語コースが3セクションでCEFRの上級A1レベルまでのレッスンなので、ドイツ語とイタリア語も同程度のレベルまでだと推測される。私自身がスペイン語コースをやっていて何となく掴んだ印象だが、「ゼロからスタート○○」シリーズなど初級者向けの最初の書籍+αくらいの文法レベルでレッスンが組まれている、と考えていいのではないかと思う。

<▲画像:「日本語話者向けドイツ語コース」は2025年4月8日時点ではセクション3まで用意されている>

<▲画像:「日本語話者向けイタリア語コース」は2025年4月8日時点ではセクション3まで用意されている>

また、これは「Duolingo Max」とは無関係の話だが、ドイツ語コース、イタリア語コースでは、最初から「リスニング」レッスンも各ユニット内に配置されている。リスニングレッスンはヘッドホンのアイコンで示されたレッスンで、各キャラクター毎のコンテンツとなっていて、様々な相談事や会話を聞いて、選択肢を選んでいく、というもの。通常レッスン内のリスニング問題と違い、一つのテーマでの長い会話を聞くことになるので、リスニング力のチェック及び強化に良いレッスンとなっている。

しかし、コースによっては用意されていないものもある。そのため、今回ドイツ語コースとイタリア語コースで最初から対応しているというのは、非常に嬉しい措置。準備万端での投入という形なのだろう。

<▲画像:ドイツ語、イタリア語、どちらのコースも「リリーとビデオ通話」「リスニング」にも対応している>

なお、ドイツ語とイタリア語が加わった結果、4月8日時点での日本語話者向けのコースは下記のラインナップだ。

  • 英語
  • 中国語
  • 韓国語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • イタリア語
  • スペイン語

日本で学習者が多い言語はほぼ揃ったことになるだろう。参考例としてNHKラジオの2025年度の語学講座は英語、中国語、韓国語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、アラビア語、ポルトガル語だ。NHKは日本で需要の多い、学習者の多いであろう言語を選んでいるはずであり、あとDuolingoに足りないのはアラビア語とポルトガル語、ということになる。

ただ、筆者自身、Duolingoを始めてから195日になるが、個人的に英語以外の言語については日本語話者向けコースではなく、英語話者向けコースの方が良いような気もするので、アラビア語、ポルトガル語を学習したい場合にはそちらを選んでもいいとも思う。

例えばスペイン語コースの場合、日本語話者向けコースの場合は前述したようにCEFRの上級A1レベルまでのレッスンしか用意されていないが、英語話者向けスペイン語コースの場合は、上級B2レッスンまで用意されている。日本語話者向け英語コースと同じボリュームのレッスンがあるわけだ。また、「Duolingo Max」「Super Duolingo」に加入している方向けのコンテンツとして「単語帳」があるが、それについても英語話者向けコースにはあっても日本語話者向けコースにはないものもある。各コース内レッスンの充実度は、英語話者向けコースの方が早く整う傾向にあることは知っておいた方が良いと思う。

とはいえ、日本語話者向けコースには、最初の壁が低く取っつきやすいという、とても大きな魅力がある。

関心がある方は英語以外のコースもチェックしてみよう。

ちなみに筆者は8日時点で日本語話者向け英語コースは約240,209XP、日本語話者向けスペイン語コースは約21,548XP、英語話者向けロシア語コースは37,848XPだ。XPはブーストアイテムが効いている時には効率的に稼げるので、進捗や能力を示す数値ではないものの、ランキングはXPで行われるし、増えればやはり嬉しい。

なお、「リリーとビデオ通話」など一部のレッスンを除き、基本的には無料ユーザーのままでほとんどのレッスンをプレイできる。Duolingo Maxならではのコンテンツについては、Duolingo Maxのレビュー記事を参照して欲しい。

情報元、参考リンク
Duolingo公式サイト

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