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<▲画像:ドコモ・バイクシェアの新型車両> |
カテゴリとしては特定小型原動機付自転車となり、運転の際、自転車のようにペダルをこぐ必要はなく、足はステップに乗せておくだけとなる。
見た目は電動アシスト付き自転車だが、その実、電動スクーターに近い車両だ。
まずは今春に実証実験が行われる予定で、実験のなかで安全対策などの検証を行い、より良いサービス提供に努めていくという。
前述したように見た目は電動アシスト付き自転車そのもので、実際にタイヤのサイズや着座の感覚も自転車と同様だという。そのため、幅広い年代の人が使えるだろう、とのこと。
速度は最高で時速20km。動作モードは1つのみで、速度を抑えるようなモードはない。本来、時速6kmに抑えられる特例モードを搭載すれば、歩道を走行することも可能になるようだが、歩行者の安全を考慮し、あえて搭載しなかったという。そのため、この新型車両では歩道を走行することはできない。
車両のサイズは全長が約155cm、全幅が約59cm、ハンドル高さが約116cm、重さは約28.6kgとなっていて、耐荷重は120kgだ。この耐荷重は運転者だけでなく、カゴに入れる荷物なども含めて、とのこと。
前述したように運転の際、足はステップに乗せるだけで、ペダルをこぐような必要はない。始動・加速はハンドルに搭載されるアクセルレバーを使う。ブレーキも同じくハンドル搭載のブレーキレバーだ。
歩道を走行できない車両ということもあり、ウインカーも搭載されている。また、ステータス表示の小型ディスプレイがハンドルに搭載されていて、速度及びバッテリー残量が表示される。
なお、この新型車両に乗るには条件がある。まず、運転免許証が必須な上、本人確認(eKYC、スマホで本人確認書類と本人映像を確認)も必要。加えて、交通テストも必要になるという。ただ、テストに関しては運転免許取得時に行われるようなテストではなく、ドコモ・バイクシェアが作成する独自の手軽なテストではあるようだ。というのも、そもそも運転免許が必須なので、新型車両使用における注意事項、といった感じになるのだろう。
いずれにしても、従来の自転車とは全く異なる車両なので、実証実験でどのような意見やデータが取れるのか、注目だろう。
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