<▲画像:「TP-Link Archer BE700」> |
Archer BE700は、トライバンドのWi-Fi7ルーターで、Wi-Fiクライアント間の通信速度は最大15Gbpsにも達する。高速、低遅延、安定したWi-Fi通信が可能となり、大容量の通信を安定して行う必要がある8K動画のストリーミングやVR映像のストリーミングにもゆとりを持って対応できるようだ。
→Amazon/Archer BE700製品ページ
Wi-Fiの超高速通信を必要とするのは、何も動画配信サービスでの高解像度映像のインターネットを介してのストリーミング視聴や大容量のゲームデータのダウンロードなどだけでなく、単に家庭内でWi-Fiクライアント機器同士で通信する際にも当てはまる。
例えばVRゴーグル「Meta Quest」シリーズとWindows PC間をWi-Fiの「Air Link」で繋ぎ、PC向けのVRゲームをプレイする際には、高速かつ安定したWi-Fi通信環境が必須だが、通信速度の遅い昔のルーターやWi-Fiアダプターを使っているとカクカクして実用できない場合もある。もちろん、これは例の一つに過ぎないし「Meta Quest 3」がWi-Fi7に対応している訳でもないが、Wi-Fiクライアント機器間の通信環境を改善させたいユーザーも多いと思う。
さて、そのArcher BE700だが、トライバンドのWi-Fi7対応ということで、2.4GHz、5GHz、6GHzでの通信が可能となっている。特に6GHzのチャンネル幅が320MHzまで拡張されたことで、最大速度である15Gbpsを実現している。
<▲画像:3つの周波数帯を活用し最大15GbpsでのWi-Fi通信が可能> |
さらにArcher BE700は8ストリーム対応なので、多くの機器で同時にインターネットを利用する際でも快適な通信速度を維持できる。
家庭によってはスマホ数台、タブレット、PC、ゲーム機、テレビなど複数人で複数台のWi-Fiクライアント機器を用いて同時にインターネットを利用する機会も多いと思うが、そうした状況でも安心だ。
また「EasyMesh」互換でのメッシュWi-Fiにも対応しているため、家の中で繋がりにくい場所があるといった理由などでメッシュWi-Fi環境を構築することにも対応できる。
入出力ポートについては、WAN側ポートは10Gbps対応で、LAN側は2.5Gbpsポートが1つ、1Gbpsポートが3つ用意されている。USB 3.0ポートも1つあり、ハードディスクを接続してネットワークを介して利用することもできる。
<▲画像:WANポートは10Gbps対応、LANポートは2.5Gbpsと1Gbpsポートを搭載> |
なお、本体画像を見ると巨大なサイズだと勘違いしそうになるが、実際にはそこまでではない。サイズは76 x 231.7 x 203mm。