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Super DuolingoとMaxが期間限定割引中!Maxへのアップグレードの注意点や返金なども紹介(更新)

言語学習アプリ「Duolingo(デュオリンゴ)」は年末年始に非常に注目すべきキャンペーンを実施中だ。2025年1月末までの間、期間限定で有料プラン「Super Duolingo」と「Duolingo Max」の大幅割引を行っている。Super Duolingoは何と60%オフ、Super DuolingoからDuolingo Maxへのアップグレードは20%オフだ。

<▲画像:「App Store」での「Duolingo」の割引キャンペーン告知>

筆者はSuper Duolingoユーザーだったが、今回の割引を利用してDuolingo Maxへのアップグレードを行った。その過程でいくつか注意点に遭遇したので、それらについても紹介したい。

Duolinogoの期間限定割引キャンペーンについて

キャンペーンの実施期間

まず、今回のキャンペーンの実施期間はiOS版(iPhone、iPad)では2025年の1月末日まで、Android版では1月16日までとなっている。

そして、Super Duolingoの料金は60%割引、Super DuolingoからDuolingo Maxへのアップグレードは20%割引だ。Super Duolingoを経ずに無料ユーザーからDuolingo Maxに加入する場合の割引率は未確認だが、恐らく同じ20%オフではないかと思う。また、Super DuolingoからDuolingo Maxへのアップグレードを行った場合、Super Duolingoの残期間分の料金は返金される。

キャンペーンの実施期間については注意点がある。

どうもこの割引キャンペーンは、期間中であればいつでも利用できる、という訳ではないようだ。期間中のどこかのタイミングでDuolingo上にキャンペーンに関するアイコンが表示される。アイコンが表示されることで初めて割引特典を利用可能な状態となり、そこから72時間がそのユーザーにとっての実際のキャンペーン価格での申込可能期間になるようだ。ただし、カウントダウン時間はiOS版とAndroid版とで異なるかもしれないので、注意したい。

例えば筆者の場合は2024年12月29日にキャンペーンアイコンが表示され、72時間のカウントダウンが始まった。下に掲載したスクリーンショットを参照して欲しい。画面左下に「リリー」とカウントダウンが表示されたアイコンを確認できると思う。

<▲画像:キャンペーンアイコンが左下に表示されている>

なお、初稿の時点ではAndroid版でのキャンペーン実施の有無は不明、もしくは無いかもしれないと記したが、サブ端末で確認した所、Android版でも実施されていたので安心して欲しい。iOS版と同様、Super Duolingoに60%オフで加入できるようになっている。だが、Duolingo Maxについては12月31日時点ではAndroid版からの加入はできないはずなので、キャンペーンもSuper Duolingoの割引のみだと考えられる。Android版で、どうしても先行してDuolingo Maxの機能を利用したい場合については後述する。


<▲画像:Android版「Duolingo」でのキャンペーン表示例>



個人プランとファミリープラン選択に関する注意点

次に、Super DuolingoとDuolingo Maxの個人プラン、ファミリープランに関する注意点だ。

Duolingoの有料プランはSuperとMaxの2種類だが、細かく分けると、それぞれに個人プランとファミリープランが用意されている。個人プランは一人で利用するプランで、ファミリープランは最大6人で利用できるプラン。ちなみにファミリープランは家族に限らず、Duolingoのフレンドユーザー全てを対象にできるので、リアルの知り合いかどうかを問わず、複数人でSuper DuolingoやDuolingo Maxの特典及び機能を同時利用できる。例えばファミリープランの枠に空きがあり、海外のユーザーとフレンドになって仲良くなったとする。そのフレンドを空き枠に入れて、Super DuolingoやDuolingo Maxの特典を使わせてあげる、ということもできる。「ファミリープラン」という名前だが、その実、とても柔軟なプランだ。

私はSuper Duolingoの個人プランに加入していたので、Duolingo Maxの個人プランへのアップグレードを行いたかった。ところが、キャンペーンアイコンをタップして手続きを進めようとしても、ファミリープランへのアップグレードしか表示されない。何回か戻って操作をし直しても同じ。もはや「何だこれ」「もういいや」と止めかけた。ところが、Duolingoアプリを一旦完全に終了させ、再度起動してキャンペーンアイコンをタップしたら、今度は個人プランへのアップデートが表示された。疑問に思ったので、何度か同じように終了と再起動を試した結果、何が起きているのか分かった。

どうも個人プランとファミリープランのどちらが表示されるのか、というのはランダムなようだ。

そのため、筆者と同じく希望のプランが表示されなかった場合には、何度かアプリの終了と再起動を試してみて欲しい。何度か繰り返せば、希望するプランが表示されると思う。また、有料プラン未加入状態のユーザーの場合はまた表示内容が異なるようなので、無料状態からSuper Duolingoへの加入の場合には、最初から両方表示されるのかもしれない。その辺りの詳細は確認し切れていない。

<▲画像:左画面で「MAXを20%OFFでゲットする」ボタンをタップすると右画面になる。この時「個人プラン」と「ファミリープラン」がランダムで表示される模様>



Super DuolingoからDuolingo Maxへのアップグレードに関する注意点

Super DuolingoからDuolingo Maxへのアップグレードを行う場合の注意点を紹介したい。

まずは返金について改めて触れておこう。Duolingo Maxへのアップグレードを行った場合、現在契約中のSuper Duolingoの残期間分の料金は返金される。そのため、Super DuolingoとDuolingo Maxの料金が重複課金されるようなことはないので安心して欲しい。

私が行ったときには、翌朝にAppleから「払戻通知書」と書かれたメールが届き、7,757円の返金が行われることになった。もちろん返金額は残期間によって人それぞれ異なる。私の場合はSuper Duolingoの加入期間は約2カ月程度だったので大部分が戻ってきた。

<▲画像:「Duolingo Max」加入の領収書と、「Super Duolingo」料金の払戻通知書のメール>

次にDuolingo Maxの契約期間だが、ちょっと混乱する恐れがあるので気を付けて欲しい。

前提として、私の場合はSuper Duolingoの加入が2024年10月なので、次の更新日は2025年の10月だ。この状態で2024年12月30日にDuolingo Maxの年間プランへのアップグレードを行うと、更新日は2025年の12月29日や30日になるはずだ。

ところが、アップデート実行直前の確認画面でも、「App Store」のサブスクリプション情報の画面でも、Duolingoの設定内の「購読」情報の画面でも、なぜかDuolingo Maxの次回更新日が2025年10月になっていた。

頭の中はハテナマークだらけになった。「Duolingo Maxの年間プランに切り替えても、Super Duolingoの契約期間中しか使えないなら、割引の意味がないんじゃないの?」と思った。私の場合だと約2カ月分損をするようなものだ。

ところが、結果的には何の問題もなかった。単に期間表示の反映が遅いだけらしい。

とはいえ、手続きを行う時点ではそんなことは分かっていなかったので、「約2カ月分損をするけど、Duolingo Maxにしたいので仕方ないか……」と諦めてアップグレードを行った。ところが、数時間が経ってから改めてApp Storeのサブスクリプション情報ページを確認したら、次の更新日は2025年12月29日と正しい表示に変わっていた。要するに、最終的には正常にDuolingo Maxをキャンペーン価格で1年間利用できる状態になっていた。

<▲画像:左は「App Store」内のサブスクリプション情報ページ、右は「Duolingo」内の「設定」→「購読」情報ページ。1日違う表示も止めて欲しい>

この現象は私に限って起きた事なのか全てのユーザーで同じなのかは分からない。しかし、もし同じ問題が生じたとしても数時間待てば正しい期間表示に変わる可能性があるので、一応待ってみた方が良いと思う。

結局損もしていないし、Duolingo Maxの加入期間も正常に表示されているが、途中段階では本当に頭を悩ませられた。特に、アップグレードの実行直前の確認画面で不正確な表示をされるのは困るし、絶対に混乱すると思う。

ちなみに、私はDuolingo Maxの個人プランを12カ月プラン(年額払い)で契約したが、通常22,800円の所、18,000円だった。月換算すると1,500円だ。


Android版でDuolingo Maxの機能を利用したい場合

2024年12月31日時点では、Android版は正式にはDuolingo Maxには対応していない。

ところが、すでにAndroid版でもDuolingo Maxの「リリーとビデオ通話」や「ロールプレイ」「スマート解説」は利用できる。「ロールプレイ」は各セクションへのレッスン配置がされていなかったり音声入力できなかったりと一部制限があるが、ビデオ通話は重大な不具合はなさそうだ(詳細はDuolingo Maxのレビュー記事参照)。ただし、通話開始後にリリーが全く反応しないことは時々ある。その場合はレッスンをやり直すと大丈夫になったりする。そのため、若干不具合が残っているようにも思う。

とはいえ、一応は利用できる訳だ。Android版のユーザーで「リリーとビデオ通話」をDuolingo Maxの正式な完全対応前の時点で利用したい場合には、筆者のようにiOS版からDuolingo Maxに加入するという手がある。とはいえ、一人でスマホを何台も持っているのは筆者を始めとするスマホマニアや仕事で必要な人など一部の人に限られると思う。結局、一般的な解決策は、家族や友人にiPhoneユーザーがいる場合で、その端末からファミリープランに加入する、という手しかないだろう。iPhoneを使っている家族、友人、知人にDuolingo Maxのファミリープランに入ってもらい、自分も対象登録してもらう。これであれば、恐らくAndroid版でもDuolingo Maxの機能を先行利用できると思う。

ただ、家族の場合ならスムースだろうが友人・知人の場合は自分の料金をファミリープランのメインユーザーに対して、どのような方法で支払うのか、という点は課題になるかもしれない。リアルの友人・知人であれば、会った時に現金で払ったり、「PayPay」などのスマホ決済サービスで送金してもいいのかもしれないが、そこまでの関係じゃなければ、少々厄介だろう。また、この方法で本当にAndroid版でもDuolingo Maxの各機能を利用できるのかどうかは分からないし、全ての機種で不具合なく利用できるかどうかも不明だ。大前提として、2024年12月31日時点ではAndroid版は正式にはDuolingo Maxに対応していないということを承知の上で、自己責任で試して欲しい。


Duolingo Maxの魅力

ここからはキャンペーン内容とは関係ない話題なので、キャンペーン情報だけを求めている方は読まなくても大丈夫だ。Duolingo Maxの魅力について個人的な考えを書いている。

なお、10月の時点でもDuolingo Maxのレビュー記事を書いたので、そちらをご覧になった方もいるかもしれない。当初は、Duolingo Maxは値段の割には微妙かもしれない、という論調で書いた。当時私は別のAI英会話アプリ「Speak」も課金していたので(年間払いなので今も)、実践的なスピーキング力の強化には「リリーとビデオ通話」「ロールプレイ」よりも「Speak」の方が適していると考えていた。

しかし、今は考えが変わり、学習者のレベルによって何が適しているのかは異なると思う。

例えばCEFRでA2レベル程度の文法、語彙、リスニング、発音がほぼ完璧なユーザーであれば、多分、簡単な日常会話の素地は出来上がっていると思う。そこからB1、B2への改善を行う前、もしくは並行して実践的なスピーキング力を強化したいのであれば「Speak」や「スピークバディ」でも良いのかもしれない。「Speak」や「スピークバディ」は、会話のシミュレーションにおいて、口語的なコーチングを行ってくれる。そのため、自分のスピーキングを、より現実的なものに修正できる。しかし、もっと初級段階のユーザーの場合には、そもそも頻出フレーズや基礎的なフレーズなどを瞬間的に理解できるように、しつこいくらい徹底的に叩き込む必要があると思うが、「Speak」などはそのような用途向けの設計にはなっていない。

私は、2024年5月より英語をゼロから学び直している。根本的に発音がダメだったので、発音の矯正から入った。母音、子音といった音素レベルから学び直し、トレーニングした。音声付きの書籍、YouTubeなどを活用し、各発音記号の正確な発音にも慣れてきて、実際に文章を読む際の連結や音の脱落も含めた、全体的な発音の矯正がひと段落ついてきた。それと並行して文法の学び直し、NHKラジオ講座も地道に取り組み、秋からはDuolingoも始めた、という状況だ。

元々、読むだけなら語彙力はそこそこあるので何とかなっていたが、とにもかくにも発音がメチャクチャだった。全ての子音を日本語のように母音を付けて発音する、いわゆる「カタカナ読み」が染みついていた。そのためリスニングもからっきし。それを今回、ゼロから矯正していっている。また、読めるとは言っても「読解」に近く、瞬時に英語を英語のまま理解できるほど英語の基礎が定着している訳でもなかった。

約8カ月経過し、ある程度はリスニング力も付いてきた実感を得ているが、依然として徹底的な発音トレーニングとリスニングが必須で、それにはDuolingoが最適な教材だと感じている。

そして、私と同じような状況下にあるユーザーの場合には、発音とリスニングのトレーニングにDuolingoは最適だと思う。それに加えて、スピーキングの強化にはDuolingo Maxが非常に優れた手助けをしてくれると思う。

Duolingo Max独自の機能である「リリーとビデオ通話」「ロールプレイ」はスピーキング力強化を目的としたレッスンだが、独自と書いたようにMaxに入らないとプレイできない。私が最近になってDuolingo Maxへの加入を真剣に考え始めたのは、今までのようにDuolingoをやっているだけでは、リスニング力、発音及び流暢さは向上しても、実際に会話をする場に遭遇したときに発言できるようになるのだろうか? と心配になったからだ。「Speak」も並行していたが、前述したように「Speak」はA1、A2レベルの基本フレーズを徹底的に叩き込むような教材ではない。中級以上のユーザーが、会話表現の精度を向上させるには最適だと思う。しかし、会話のときにテンパって一言も口から出てこない、という初級段階のユーザーには時期尚早な教材だと思う。

<▲画像:「リリーとビデオ通話」の利用例>

会話への度胸をつけ、発言すること自体に慣れ、「ネイティブから見て自然な文章でなくても構わない。今、この時点で自分の中にある言語能力を駆使して、何とか意思を伝える」という能力を磨くには場数をこなすしかないと思う。「リリーとビデオ通話」はリアルの人間との対話とは違うが、それに近い実践の場を与えてくれる。そしてコーチングについては「ロールプレイ」が役立ってくれる。「ロールプレイ」では日常的な様々なシーンを想定した会話のシミュレーションを行い、自分の返答内容についてアドバイスをしてくれる。この2つのレッスンによって、スピーキングの土台を築いていくことができそうだ。

そのため、私のような学び直し中の大人、もしくは初級者や中級者でスピーキング力もDuolingoで強化していきたい場合にはDuolingo Maxはとても良いと思う。

また、実は現在、「リリーとビデオ通話」は英語以外のコースでも利用できる。例えば、日本語話者向けのスペイン語コース、日本語話者向けの中国語コース、英語話者向けのイタリア語コースなど、幾つかのコースでも利用できることを確認した。恐らく実際にはもっと多くのコースで利用できると思う。英語以外の言語を学んでいる方にもDuolingo Maxは良いと思う。

ちなみに私は、日本語話者向けスペイン語コース、日本語話者向け中国語コース、英語話者向けロシア語コースもやっている。スペイン語コースは発音だけYouTubeで1週間くらい徹底して練習した状態から、後はDuolingoで適当に遊んでいる、中国語は昔、3カ月ほど出張していた時に日常会話であれば意思疎通できるようにはなっていたのでいずれちゃんと学び直そうかな、という感じ、ロシア語はDuolingoで初めてできたフレンドがロシア語話者だったので何となく、という感じ、他にも高校の時に趣味でイタリア語の勉強をしていたので、またやろうかな、という感じ、後はベトナム語も少しかじっているので、久しぶりにやってみようかな、という感じだ。とはいえ、実際には英語中心で、他の言語はスペイン語とロシア語を1日に5分くらいやる程度。ただ、スペイン語については本格的に学んでみたい気になっている。ちなみに中国語は現地に行く前の勉強に加え、帰国後も勉強を続けたし、現地で実地に必死に喋って直してもらってを繰り返したこともあり、未だにリスニングできたことに自分でも驚いた。実はテンセント版「三体」という中国のSFドラマを見た時に、十年以上も全く触れていなかった中国語をそれなりに聞き取れて、回を追うごとに単語を思い出し、リスニングの精度が戻ってきたことに驚き、「発音が全ての基本なのか」と気付いたことがキッカケで英語の学び直しを始めたという経緯がある。英語も発音をゼロから矯正して基本表現から徹底的にトレーニングすればリスニングもできるようになるかもしれない、と。

<▲画像:筆者の2024年12月31日時点での「Duolingo」の状況>

話が逸れたが、96日経っても依然としてDuolingo熱は冷めないばかりか、より増している。Duolingoは本当に革新的な言語学習アプリだと思う。結局、今なおハマっているので、一銭にもならないのに何度も時間を掛けてDuolingoの記事を書いている。

本記事の後半では本題とは無関係な話をダラダラと続けたが、Duolingo Max、もしくはSuper Duolingoに割引料金で加入できるのはとてもありがたいチャンスなので、このキャンペーンは要チェックだと思う。

情報元、参考リンク
Duolingo公式サイト

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