<▲画像:「060番号の音声伝送携帯電話番号への開放」について(※総務省の資料より)> |
まず、この「060」で始まる電話番号を携帯電話向けに開放することの概要は10月2日に総務省から発表されていた(こちらの記事を参照)。
その後、同省は11月1日まで意見募集を行うなど、実際の準備がスタートしていたが、今回、同省及び通信事業者から、実際にユーザーに対して「060」始まりの番号を提供開始する時期が2026年7月以降になることが発表された。
携帯電話向けの電話番号としては、すでに「090」で始まる番号に加えて「080」、「070」で始まる番号が使用されているが、これだけでは番号の枯渇が近づいており、新たに「060」始まりの番号が開放されることになった。
具体的な状況として、すでに「090」と「080」で始まる番号は割当が全て完了済みで、残すは「070」のみとなっている。残りの件数は9月末の時点で約530万件。
そして「060」始まりの番号が開放されることで、9,000万件の番号が新たに使用できるようになる。「090」など他の番号も全て合わせると、3億6,000万件の容量になる。
<▲画像:「060番号の音声伝送携帯電話番号への開放」についての資料2(※総務省の資料より)> |
「070」始まりの番号が開放されたのは2013年。随分時間が経過したことになるが、新たに「060」が加わるというのは、新しい時代を迎えるようで、少し楽しみを感じるニュースでもある。ただ、2026年7月以降なので、まだ約1年半先のことだ。
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