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携帯での「060」番の一般提供開始は2026年7月以降へ

総務省、そしてNTT(以下、ドコモ)、au(KDDI/沖縄セルラー)、ソフトバンク、楽天モバイルら通信事業者は携帯電話向けの電話番号として新たに割り当てが可能となる「060」番で始まる番号について、実際にユーザーに対して提供開始する時期が2026年7月以降になることを明らかにした。

<▲画像:「060番号の音声伝送携帯電話番号への開放」について(※総務省の資料より)>

まず、この「060」で始まる電話番号を携帯電話向けに開放することの概要は10月2日に総務省から発表されていた(こちらの記事を参照)。

その後、同省は11月1日まで意見募集を行うなど、実際の準備がスタートしていたが、今回、同省及び通信事業者から、実際にユーザーに対して「060」始まりの番号を提供開始する時期が2026年7月以降になることが発表された。

携帯電話向けの電話番号としては、すでに「090」で始まる番号に加えて「080」、「070」で始まる番号が使用されているが、これだけでは番号の枯渇が近づいており、新たに「060」始まりの番号が開放されることになった。

具体的な状況として、すでに「090」と「080」で始まる番号は割当が全て完了済みで、残すは「070」のみとなっている。残りの件数は9月末の時点で約530万件。

そして「060」始まりの番号が開放されることで、9,000万件の番号が新たに使用できるようになる。「090」など他の番号も全て合わせると、3億6,000万件の容量になる。

<▲画像:「060番号の音声伝送携帯電話番号への開放」についての資料2(※総務省の資料より)>

「070」始まりの番号が開放されたのは2013年。随分時間が経過したことになるが、新たに「060」が加わるというのは、新しい時代を迎えるようで、少し楽しみを感じるニュースでもある。ただ、2026年7月以降なので、まだ約1年半先のことだ。

情報元、参考リンク
総務省/プレスリリース

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