<▲画像:「1MORE Open Earbuds S70」> |
「1MORE Open Earbuds S70」は、昨秋発売モデル「1MORE Fit Open Earbuds S50」を筆頭に展開される「Open Earbuds」シリーズの新モデル。標準価格は17,800円(税込、以下同)なので、シリーズの中ではハイグレードモデルに相当する。
<▲画像:「1MORE S70」のフィッティングイメージなど> |
ちなみに筆者は完全ワイヤレスイヤホンでは他メーカー品も含めて色々と試した中で「1MORE S50」を最も気に入っているので、今回の「1MORE S70」にも期待感が募っている。実機のレビュー記事を後日公開する予定なので、関心がある方はお待ち頂ければ幸いだ。
<▲画像:「1MORE S70」のカラーは2種類。「ブラック」と「ホワイト」> |
「1MORE Open Earbuds S70」のカラーバリエーションは「ブラック」と「ホワイト」の2色で、価格は前述したとおり17,800円。主な販売チャネルは下記の通りだ。
本記事執筆日は11月5日。「5のつく日」のキャンペーンで「PayPayポイント」の還元率が高いことに加え、10%オフクーポンが配布されているので、この日に限って言えば、Yahoo!ショッピングが最も安価に購入できるかもしれない。ただ、Amazonや楽天市場でも割引クーポン配布などが今後あるかもしれない。購入の際には各ストアをチェックすることをおススメしたい。せっかくなら少しでも安く購入できる方がいいと思う。
1MORE Open Earbuds S70について
1MORE Open Earbuds S70の概要
1MOREは比較的、新興のオーディオブランドだが、徐々に日本市場でも認知度が高まり、今ではワイヤレスイヤホン/ヘッドホンの製品ラインナップも充実してきている。そのラインナップにおいて、オープンイヤータイプ、すなわち耳の穴を塞がないタイプのシリーズが「Open Earbuds」で、これまでに「1MORE S30」「1MORE S50」「1MORE S31」「1MORE S51」がリリース済み。<▲写真:「1MORE フィット オープン イヤーバッズ S50」> |
この内、「1MORE S50」のみがシリコン製のイヤーパッドを備えた製品で、それ以外はパッド無し。パッドの有無は人それぞれ好みが異なる点だと思う。
今回新たに登場する「1MORE Open Earbuds S70」もイヤーパッドのないモデル。耳との接点が限りなく少ないので、物理的ストレスはほとんど無いと考えられる。
<▲画像:「1MORE S70」の特徴> |
同社によれば、人間工学に基づいて設計された3点支持システムによって完璧なフィット感を実現しているという。また、装着したり外すときに、グネッと曲げることになるフックについては、芯であるチタン合金フレームは、7,000回の屈曲にも耐えられるタフさを誇るという。また、イヤホン自体の重さは片側約8.9g。
<▲画像:「1MORE S70」では快適なフィット感を実現> |
カナル型イヤホンのようにイヤーチップ、イヤーノズルを耳の穴に入れ込まないのがオープンイヤー・イヤホンだが、今回の「1MORE Open Earbuds S70」でも音漏れは少ないという。これは筆者が愛用する「1MORE S50」でも同様で、見た目に反して音漏れは少ない。
それでいて、焦点のあったサウンド出力ができるようだ。「1MORE S50」の場合は、シリコン製のイヤーパッドによって耳穴に対してスピーカー部の位置決めが楽にできるので、装着の仕方によって音のバランスが変わるようなことは起きにくかったが、「1MORE Open Earbuds S70」の3点支持システムも良さそうだ。
<▲画像:音質向上、低音強化などについて> |
サウンド自体の品質もかなり高そうだ。剛性が高く、応答速度の速いダイヤモンドライクカーボン振動板(DLC)を採用したデュアルマグネティックドライバーによって、迫力のある低音から透き通るような高音まで再現できるという。「1MORE S50」も非常にクリアなサウンドなので「1MORE S70」にも期待が持てる。そして、他メーカーの製品も含めてオープンイヤー・タイプのイヤホンは、インイヤータイプの一般的なイヤホンと比べると、構造上、低音が弱くなりがちだが、「1MORE Open Earbuds S70」では改善しているという。
サウンドのチューニングは、1MOREの他の製品同様、著名なサウンドエンジニア、ルカ・ビナルディ氏が担当。ビナルディ氏は他社製品も数多く手掛けているが、バランスのいいチューニングで聴きやすい。今回の「1MORE Open Earbuds S70」も安心できる。
<▲画像:音質について> |
また、バッテリーはイヤホン左右にそれぞれ60mAhの容量、充電ケースに575mAhの容量のものを積んでおり、イヤホンのみで12時間の連続再生、充電ケース込みで40時間の再生が可能という。
充電ケースは急速充電対応なので、ケースに5分間イヤホンを収納しておくだけで約2時間の再生が可能なレベルまで充電できる。ただ、充電ケース自体はワイヤレス充電には非対応。
オープンイヤー・タイプのイヤホンは、環境音、人の会話などが聞こえるため仕事中も使いやすいし、アウトドアで使う人も多いと思う。アウトドアに関しては、ちょっとした雨や汗も心配ない。「1MORE Open Earbuds S70」はIPX5相当の防水仕様だ。ただし、充電ケースは非防水。
操作系については、イヤホンハウジングに搭載されたタッチ操作エリアをタッチすることで、任意の操作/機能を手軽に使うことができる。この操作/機能の割り当て変更はスマートフォン向けアプリを使ってユーザーの好みに応じて行うことができる。
昨今、多くのメーカーがオープンイヤー・タイプのイヤホンをリリースし、活況を呈していることからも分かるように、オープンイヤー・タイプのイヤホンの良さが広く知られ始めていると感じる。その中でも「1MORE S50」はかなり良いので、今回の「1MORE S70」も大注目のイヤホンだと言っていいと思う。前述したように製品が届き次第、使用し、実機レビュー記事を作成予定なので、関心がある方は参考になれば幸いだ。公開後、本記事にもリンクを追記する。