<▲画像:「有線給電ドローン無線中継システム」の運用の様子> |
写真だけではいまいち分かりにくいが、ドローンへの電源供給は有線で行っているという。
バッテリー搭載タイプのドローンの場合、どうしても稼働時間の制限という厄介な問題が生じるが、有線であればトラブルがない限り、理論上は時間制限なく稼働できる。
そのため自然災害などで通常の基地局に故障等のトラブルが生じ、一時的に通信サービスを利用できないエリアにおいては、非常に有用な役目を果たしてくれるかもしれない。
<▲画像:使用されるドローン、アンテナ> |
「有線給電ドローン無線中継システム」では、地上から約100mの高度で停留飛行する。このドローンには無線中継システムが搭載され、郊外では半径3km以上、見通しの良い場所では半径5km以上のエリアを携帯電話サービスエリアにすることができるという。
対応する通信方式は4G LTE(2.1GHz帯)と3Gで、データ通信の下り最大速度は150Mbps。
<▲画像:「有線給電ドローン無線中継システム」の概要> |
すでに石川県の関係機関と連携の上、「有線給電ドローン無線中継システム」の運用は始まっており、ソフトバンクの携帯電話サービスのエリア構築のサポートを担っている。
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