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ソフトバンク、石川県にて有線で電源供給するドローンによる無線中継システムを運用開始。半径数kmをカバー

ソフトバンクは9月30日より石川県輪島市門前町の一部のエリアにおいて、新たな無線中継システムの運用を開始した。それは「有線給電ドローン無線中継システム」と名付けられたもので、半径数kmをカバーし、携帯電話サービスを利用可能な状態としてくれる。

<▲画像:「有線給電ドローン無線中継システム」の運用の様子>

写真だけではいまいち分かりにくいが、ドローンへの電源供給は有線で行っているという。

バッテリー搭載タイプのドローンの場合、どうしても稼働時間の制限という厄介な問題が生じるが、有線であればトラブルがない限り、理論上は時間制限なく稼働できる。

そのため自然災害などで通常の基地局に故障等のトラブルが生じ、一時的に通信サービスを利用できないエリアにおいては、非常に有用な役目を果たしてくれるかもしれない。

<▲画像:使用されるドローン、アンテナ>

「有線給電ドローン無線中継システム」では、地上から約100mの高度で停留飛行する。このドローンには無線中継システムが搭載され、郊外では半径3km以上、見通しの良い場所では半径5km以上のエリアを携帯電話サービスエリアにすることができるという。

対応する通信方式は4G LTE(2.1GHz帯)と3Gで、データ通信の下り最大速度は150Mbps。

<▲画像:「有線給電ドローン無線中継システム」の概要>

すでに石川県の関係機関と連携の上、「有線給電ドローン無線中継システム」の運用は始まっており、ソフトバンクの携帯電話サービスのエリア構築のサポートを担っている。

情報元、参考リンク
ソフトバンク/プレスリリース
ソフトバンク/有線給電ドローン無線中継システムの詳細ついて

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