<▲画像:「Duolingo」に新たに加わった「アドベンチャー」レッスンの画面例> |
アドベンチャーコンテンツは言語学習の複数種類あるレッスンの内の一つとして導入され、すでに各ユニットに組み込まれている。アドベンチャーレッスンを表すアイコンはゲームコントローラーのデザインなので、一目で分かるだろう。
そして、このアドベンチャーレッスンは、少なくとも日本語話者向けの英語学習ユニットには配置済みで、それは自分が学び終えた過去のユニットにおいてもだ。そのため、自分が今現在学んでいるユニット内のレッスンだけでなく、過去のユニットに配置されたアドベンチャーレッスンを全てチェックしてみるのは楽しいだろうし、復習にも持ってこいだろう。
さて、そのアドベンチャーだが、一見昔ながらの見下ろし視点のRPGのようなデザインの画面構成となっている。
プレイヤーはDuolingoに登場するキャラクターの誰かになり、そのレッスンで指定されたミッションをクリアすべく、キャラクターを動かし、他のキャラクターと会話したりする。操作は基本的にタップだけなので簡単だ。
各キャラクターや様々なオブジェクトはマス目上のマップ内に配置されていて、移動したいマス、もしくはコンタクトを取りたいオブジェクトや人をタップすれば、プレイヤーキャラクターはそこに移動してアクションを起こす。
会話ではミッションを達成するための適切な内容を選択していく。
<▲画像:会話だけでなくイラスト選択の場合もある。右はクリアした所> |
筆者はまだ少ししかアドベンチャーレッスンをプレイしていないが、Duolingoが公式ブログで紹介している説明によれば、コーヒーを注文したり、食べ物を買ったり、映画館への道のりを尋ねたりと、様々なシチュエーションで目的が設定されているようだ。
実際に体験してみると、ゲームというほど複雑なコンテンツではないので、このアドベンチャーレッスンだけに中毒的に夢中になるということはないかもしれない。というのも、結局の所、他のレッスン同様、一つのセッションはせいぜい2、3分くらいでクリアできるものなので、ゲームほど複雑ではないからだ。とはいえ、他のレッスンと毛色が違うことは確かで、これはこれで結構面白い。
また、どうもアドベンチャーでは、他のレッスンと違い、プレイヤーが間違った会話をした場合に、単に正すのではなく、現実での人間同士の会話のように、「この方がいいよ」のような感じで言い直すように促してくれるという。これはとても良いかもしれない。
さらにアドベンチャーでは、Duolingoのキャラクターたちのことを、より深く知ることができるようになっている。アドベンチャーの回を重ねるごとに、キャラクター達の性格や人間関係が分かってくるという。
こうした要素は従来のレッスンでもあるが、アドベンチャーはよりDuolingoの世界、キャラクターとの親しみを増してくれるコンテンツと言えそうだ。
それだけに、できれば最初のレッスンからやった方がDuolingoのファンとしては面白そうだ。日本語話者向けの英語学習における最初のアドベンチャーレッスンは、「セクション1・ユニット4」に配置されている。
なお、アドベンチャーは無料会員含めてDuolingoの全てのユーザーがプレイできる。
上に掲載した動画は、アドベンチャーが正式発表されたときのもの。