 |
| ＜▲画像：「DASUNG Not-eReader 133」＞ |
DASUNG Not-eReaderシリーズには、7.8インチディスプレイの「DASUNG Not-eReader 078」、10.3インチの「DASUNG Not-eReader 103」があるが、新たに登場したのは13.3インチのモデル。
DASUNG Not-eReaderシリーズは単体でAndroidタブレットとして使える他、Mini-HDMI入力端子にHDMIケーブルを接続してE Inkのモバイルモニターとして利用できる。
 |
| ＜▲画像：「DASUNG Not-eReader 133」をモニターとして使用するイメージ＞ |
DASUNGはE InkディスプレイをPC用途にもギリギリ耐えうるレベルの高速描画をさせる技術を搭載したモニター製品のパイオニア。筆者も過去にDASUNGのモニターを一時期使ったことがあるが、さすがに一般的な液晶ディスプレイや有機ELと比べると描画レスポンスに妥協せざるを得ない部分はありつつも、用途の中心がオフィス文書作成等であれば実用レベルにあるのは確かだった。眼精疲労に苦しんでいる方には解決策の一つになる。ただ、マルチウィンドウ、マルチタスクで素早くウィンドウを切り替える操作が多かったり、マウスカーソルを動かす頻度が高い場合、写真等のグラフィカルなイメージを詳細に表示する必要がある場合などには、E Ink搭載モニターはまだギリギリ厳しいレベルだと思う。それはDASUNGに限らずOnyxの「BOOX」シリーズも含めてのこと。
とはいえ、用途次第では十分実用レベルであり、それはNot-eReader 133も同様だろう。プロモーション動画やレビュー動画を見る限り、DASUNGの他のモニター製品と比べて同等かそれ以上のレスポンスを実現しているように見える。
DASUNG Not-eReader 133は、シリーズとしては最も大きなE Inkディスプレイを搭載する製品。モニター専用機なら25.3インチの製品もあるが、モバイルモニターではDASUNGのラインナップでは最大サイズだ。筆者が以前DASUNGの製品を使った時に感じたのは、PC用途で使うには最低でも13インチ程度は必須だということ。どう考えても7.8インチや10.3インチ程度だとマルチモニター環境のサブモニター用途ですら実用領域が小さく、厳しいと思う。
それだけにDASUNG Not-eReader 133は、シリーズの中では最もPC用途に耐えられるはずだ。
そのE Inkディスプレイの解像度は2,200 x 1,650ドットでフロントライトも搭載している。
 |
| ＜▲画像：「DASUNG Not-eReader 133」＞ |
モニター利用の他、単体でAndroidタブレットとしても利用可能で、OSはAndroid 9.0、CPUはQualcomm Snapdragon 660、メモリは4GB、ストレージは128GB。ひと昔前のミドルスペックのタブレットという構成だ。
E Inkディスプレイを搭載するAndroidタブレットとしてはOnyxの「BOOX」シリーズの方が良いのではないかと思うが、DASUNG Not-eReader 133は、モバイルモニター兼用という点が非常に大きな特徴なので、単純比較はできない。
情報元、参考リンク
最近、E Ink界隈をまた調べているのですが、結構見逃していた製品が幾つもあったので、遅ればせながらピックアップしています。
返信削除その一つがNot-eReader 133ですが、Androidのバージョンが古いことはネックの一つかと思いますし、正直、E Ink搭載AndroidタブレットならBOOX Note Air3 Cの方が全然良いと思いますが、モバイルモニター兼用機というのが非常に大きいですよね。以前一時期使っていたモニターを手放してしまったので、改めて欲しいなと思いつつ、記事でも触れましたがPC用途だと13インチは実用ギリギリサイズなので、できれば25インチモニターが欲しく、そうなると微妙な製品かもしれない、とも思います。
でも、テキスト入力中心だったりOffice、Webページ閲覧などがメインなら13インチでも十分だと思います。本機のレスポンスは分かりませんが、より新しい機種なので、マウスカーソルの動きも多分大丈夫ではないかと思います。
いずれにしても、Onyx、Dasung、最近ではBigmeと、3社が競うようにE Ink製品を続々とリリースしているのは、頭痛持ちにはありがたいですね。