<▲画像:「Google TV Streamer」> |
しかしChromecastのような「Google TV」ドングルの販売が完全に終わる訳ではなく、後継機が登場する。その名も「Google TV Streamer」だ。Google TV Streamerは、従来のChromecastのようなGoogle TV及びキャストデバイスとしてだけでなく、スマートホームハブの役割を担う製品。
Chromecastの名のままでも構わないような気もするが、スマートホームハブという新たな役割が追加されることで、全く新しいブランドに生まれ変わる。
Google TV Streamerは勿論Google TV対応デバイスなので、Chromecastと同様、様々な動画配信サービスに対応する。
「YouTube」「Amazonプライムビデオ」「Netflix」「Hulu」「Disney+」「Apple TV」など、今まで通りに利用できる。
また「Disney+」や「Amazonプライムビデオ」のような一部の動画配信サービスではコンテンツによって「Dolby Vision」「Dolby Atmos」などのフォーマットでの配信もしているが、Google TV Streamerはそれらにも対応する。
<▲画像:「Google TV Streamer」のリモコン> |
そしてもう一つの特長であるスマートホームハブについては、「Google Home」への対応だけでなく、スマートホーム機器向けの規格「Matter」(マター)に対応している。
MatterはスマートホームIoT向けの共通規格で、それを策定する無線通信規格標準化団体「Connectivity Standards Alliance」(旧「ZigBee Alliance」)にはGoogleだけでなく、AppleやAmazonも参加している。
今後Matterが普及すれば、ようやく本格的に手軽なスマートホーム機器の連携環境が訪れるのではないかと期待されている。
そのMatterにGoogle TV Streamerも対応する、というもの。
そのためGoogle TV Streamerを接続したテレビ、モニターをスマートホームのメインコントロールディスプレイとして活用することができるようになる。
Google TV Streamerの発売日は米国では9月24日の予定で、価格は99.99ドル。為替レートに左右されるだろうが、日本での価格も気になるところ。とはいえ、現行の「Chromecast with Google TV」以上の価格設定にはなるだろう。それを考えると、新しいスマートホームハブ機能が不要なのであれば、現行モデルの流通在庫がある間に購入する方がお得かもしれない。
現行の「Chromecast with Google TV」は、4K HDR対応モデルが7,600円で、1080pモデルが前述の通り4,980円だ。新しい「Google TV Streamer」は4K HDR対応で99.99ドルなので、日本では「Chromecast with Google TV」の4K HDRモデルの2倍弱くらいの価格設定かもしれない。
ただ、Cast機能やゲームアプリを使わないのであればAmazonの「Fire TV Stick」シリーズも出費を抑えられていいと思う。
更新:日本でも9月24日に発売されることが明らかにされました。価格は16,000円です。
日本での価格が16,000円という事が明らかになったので、Chromecastと比べると、かなり高額です。記事にも書きましたが、Google TV Streamerならではの機能が不要なら、今の内にChromecastを購入しておく方が出費を抑えられていいと思います。ただ、これも記事に書きましたが、動画配信サービスを見るだけなら、Fire TV Stickでも良いかなとは思います。でもCast機能を頻繁に使う可能性があるならChromecastですね。
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