<▲画像:「XREAL Beam Pro」> |
価格は昨今の物価高の中では手を出しにくくはない範囲に設定されている。メモリとストレージ容量別で2モデル用意されていて、6GBメモリ、128GBストレージのモデルが32,980円(税込、以下同)、8GBメモリ、256GBストレージのモデルが39,980円だ。
「XREAL Air」シリーズの購入者限定で15%割引のキャンペーンも実施されている。
XREAL Beam Proは、ARグラスに接続して使うことが主目的のコンパニオン端末だが、基本部分はAndroidスマートフォンとほとんど同じ。ネットワークは4G、5Gなどのモバイル通信には非対応だが、Wi-Fiは搭載している。
Android端末として、XREAL Beam ProにはAndroid 14ベースの「NebulaOS」が搭載されている。もちろん「Google Play」対応なので、普通のAndroidスマートフォンと同じく、各種Androidアプリのダウンロード/インストールができる。
ディスプレイは6.497インチの液晶で、解像度は2,400 x 1,080ドット、リフレッシュレートは60Hz、明るさは最大450ニトなど。昨今の高性能化が進んでいるミドルクラス以上のスマホに搭載されているディスプレイと比べるとスペックは下だが、解像度は十分。また、ARグラスでの利用時には90Hzでの使用が可能。
CPUはQualcommの「Snapdragon 空間コンパニオンプロセッサー」(Snapdragon Spatial Companion Processor)で、メモリは前述したように6GBか8GB。ストレージは128GBか256GBで、外部メモリとして最大1TBまで対応したmicroSDカードも利用できる。
Wi-Fiは、IEEE802.11ax、すなわち「Wi-Fi 6」までサポートしている。Bluetoothは5.2対応で、オーディオコーデックはSBC、AACだけでなくLDACにも対応。ハイレゾワイヤレスを利用できる。
バッテリー容量は4,300mAhで、最大27Wでの急速充電に対応する。
USB Type-C端子は2つ搭載されている。また、XREALのコンパニオン端末なので当然だがDisplayPort対応なので、USBケーブル経由での映像出力に対応する。USB Type-C to Type-CもしくはUSB Type-C to HDMI等でARグラス以外の機器への出力もできる。
本体サイズは約162.84 x 75.55 x 10mmで、重さは約208g。カラーバリエーションは「パールホワイト」のみで、本体は防水・防塵仕様(IP54相当)でもある。
<▲画像:「XREAL Beam Pro」のハードウェア概要> |
カメラはリアにデュアル50メガピクセルの3Dカメラを搭載し、フロントに8メガピクセルのシングルカメラを備える。
リアカメラは一般的なスマホに搭載されている複眼構成のカメラとは違い、デュアルとはいえ、ただの2眼カメラではなく3Dカメラだ。そのため2つのカメラは50mm離れて設置されている。
<▲画像:XREAL Beam Proの利用イメージ> |
XREAL Beam Proは、単体でもAndroid端末として使えるが、基本的にはXREALのARグラスと接続して使う。
Androidアプリについても、ARグラスで表示、操作する場合には、もちろん、サイズ・形状・位置を任意にコントロールできる。そうしたARグラス向けのカスタマイズが必要なので、素のAndroid OSではなく、カスタムのNebulaOSとなっている。
<▲画像:ARグラス上でのアプリの表示は自由自在。サイズ、位置など任意に設定できる> |
なお、XREAL Beam Pro自体は32,980円もしくは39,980円だが、ARグラスとのセット販売も行われる。「XREAL Air 2」とのセットだと、128GBモデルだと79,160円(通常は87,960円)、256GBモデルだと85,460円(通常94,960円)、「XREAL Air 2 Pro」とのセットだと128GBモデルは85,460円(通常94,960円)、256GBモデルは91,760円(通常101,960円)となっている。
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