<▲画像:「楽天モバイル」が700万回線突破!> |
実際、料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」の開始以降では、3カ月間の純増契約数としては過去最高値を記録したという。
補足すると、楽天モバイルは商用サービスのスタート以降、ワンプランでサービスを提供してきたが、そのプラン名及び内容は随時アップデート/変更されていて、現行プランである「Rakuten最強プラン」の一つ前のプランが「Rakuten UN-LIMIT VII」だった。
この「Rakuten UN-LIMIT VII」は、2022年7月1日に提供開始となっていて、2023年6月1日に「Rakuten最強プラン」に切り替わっている。
3カ月間の純増数が過去最高だというのは、この「Rakuten UN-LIMIT VII」以降についてだと但し書きされている。すなわち2022年7月1日以降だ。
楽天モバイルが「Rakuten UN-LIMIT VII」以降と書いた理由は容易に分かることで、「Rakuten UN-LIMIT VII」とそれ以前の「Rakuten UN-LIMIT VI」は内容が大きく異なるからだ。「Rakuten UN-LIMIT VI」までは、1人1回線目までに関しては、月々のデータ使用量が1GBまでであれば利用料金が0円だった。しかし、「Rakuten UN-LIMIT VII」では使用データ量が1GB未満だろうと、毎月少なくとも1,078円は掛かるように変わった。簡単にいえば、完全有料化されたようなもの。
統計的なデータ比較を行うにあたり、「Rakuten UN-LIMIT VI」までと「Rakuten UN-LIMIT VII」以降とでは意味をなさない。
「Rakuten UN-LIMIT VII」への切り替えから約2年が経過しようとしている今、純増ペースが好調だという背景には様々な理由が考えられる。
サービスエリアの拡大・改善については随時行われていて、もちろん、それもあるだろうが、楽天モバイルでは現在、家族割引と学生向け割引施策も導入されている。これらは以前にはなかったものだ。
「最強家族プログラム」と「最強青春プログラム」が今春登場したことで、元々安価であった楽天モバイルが若干ながら更に安価にできるようになったことで、利用者が増えたのだと考えられる。
しかも5月からは12歳以下を対象に、月々のデータ使用量が3GB以下であれば「楽天ポイント」が440ポイント還元される「最強こどもプログラム」も導入されている。
また、同社によれば法人向けサービスも好調だという。
サービスエリアが拡充し、繋がりやすい電波である700MHz帯の商用サービス提供も近づいており、各種割引施策も整い、料金プランの内容も落ち着いてきたこともあり、楽天モバイルへの加入にあたっての不安や懸念点も減り、乗り換えやすくなってきたのだろう。今後も純増数は好調なペースを維持しそうだ。
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