<▲画像:プラチナバンドの展開スケジュール> |
一つは都心部や建物内など障害物の多い場所でも電波が回折して繋がりやすい「プラチナバンド」と言われる周波数帯の商用サービスの開始時期。同社は700MHz帯の電波の割当を受けており、先日、試験電波の発射を行ったことが明らかにされている(こちらの記事参照)。
しかし、それはあくまでも商用サービス提供に向けた準備段階であり、一般ユーザーにとって気になるのは実際にいつ、商用サービスが始まるのか、という点だと思う。
今回の決算説明会の資料によれば、楽天モバイルはプラチナバンドの商用サービ スを6月頃を目途に開始する予定だという。
エリアは以前からの計画通り、まずは主要都市部から始まり、順次拡大していくようだ。実際に商用サービスが始まり次第、もしくはその直前には詳細がプレス発表されるだろう。
また、関東における5G(Sub6)のサービスエリアが年内に最大1.6倍に拡大する計画も明らかにされた。
<▲画像:関東地方の5G(Sub6)エリアが拡大へ> |
楽天モバイルによれば、共用帯域における衛星通信との干渉調整条件が緩和したことで実現するという。具体的には、5月から年内をめどに関東における5G(Sub6)のエリアが今年1月比で最大1.6倍にまで順次拡大する予定。
同種の対応は昨年に東海地方、近畿地方で実施されていて、東海地方では約1.7倍、近畿地方では約1.1倍に拡大しているという。
<▲画像:繋がりやすさの改善に向けた計画> |
さらに、これは別件だが、低軌道衛星を用いた衛星通信サービスプロジェクト「SpaceMobile」にも触れられていて、2026年内にサービス開始を目指しているという。
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