<▲画像:「Lenovo Tab B9」> |
通常価格の時点で22,880円と安価な設定であることから想像できるように、スペックは高くない。とはいえ、手頃なサイズの低価格機を求める場合には有力な選択肢になるだろう。
加えて、低価格機ながら「Dolby Atmos」対応ステレオスピーカーを搭載しているため、ちょっとした動画視聴機としても悪くないかもしれない。
デザインは低価格タブレットとはいえ十分洗練されつつLenovoらしい仕上がり。
前面のディスプレイ周辺のベゼル(額縁)部分も特別太くないし、側面のデザインも非常にシンプル。背面は少し独特だが、かといって人を選ぶほどでもなく無難。
<▲画像:「Lenovo Tab B9」の前面と背面> |
スピーカーはキチンと左右対称に配置されていて、3.5mmオーディオ出力端子も備わっている(※この端子ではマイクは使用できない。マイク付きのイヤホンやヘッドホンでマイク機能を使いたい場合にはUSB Type-C端子を使う)。
<▲画像:「Lenovo Tab B9」の側面(長辺側)> |
<▲画像:「Lenovo Tab B9」の側面(短辺側)> |
ディスプレイは約9.0インチのワイドIPS液晶で、解像度は1,340 x 800ドット。Lenovo Tab B9の最もネックな点はこの解像度かもしれないが、妥協するしかないだろう。CPUのMediaTek Helio G80(8コア)は決して強力ではないので、むしろ、この解像度の方がそれなりのパフォーマンスで動いていいかもしれない。
ストレージ容量は64GBで、外部メモリとして最大2TBまでのmicroSDXCカードも使える。
OSはAndroid 12でBluetoothは5.1、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠。
OSのバージョンがAndroid 12だというのはやや残念なポイントだが、基本的に実用面では問題ないだろう。例えばLenovo Tab B9で「PlayStation 5」のリモートプレイを行う場合でも「DualSense ワイヤレスコントローラー」をAndroid端末でBluetooth接続で使うための要件はAndroid 12以降なので問題ない(DUALSHOCK 4の場合はAndroid 10以降)。
細かい文字があるゲームだと9インチで解像度が1,340 x 800のLenovo Tab B9でのリモートプレイはやや厳しいような気もするが、作品によっては大丈夫かもしれない。いずれにしても、Lenovo Tab B9は小型軽量性は機動力を高めてくれるので、出番は意外と多いかもしれない。
Lenovo Tab B9の本体サイズは約215.43 x 136.76 x 7.99mmで、重さは約344g。
カラーバリエーションは「アークティック グレー」のみ。
バッテリー容量は5,100mAh。本体パッケージにはACアダプターとUSBケーブルも同梱されている。
カメラはフロントに約200万画素のシングルカメラを、リアに約800万画素のシングルカメラを搭載している。
また、センサー類に関しては、GPS/GLONASS/Galileoといった位置情報にも一応対応しているので、GPSを使いたい用途でも安心だ。