<▲画像:「Google Pixel 8a」> |
販売価格は各社それぞれ異なり、Googleストアでは72,600円(税込、以下同)。通信キャリアの場合は、端末購入サポートプログラムの存在やキャンペーンもある上、利用できるキャンペーンはユーザーによって異なるので購入価格は様々だが、端末価格は下記の通りだ。
なお、キャンペーンについてはGoogleストアでも実施されていて、対象機種の下取りも含めて考えると、最安で実質19,800円での購入も可能だとされている。
一方のドコモやau、ソフトバンクの場合は、Google Pixel 8aの購入に限らず、他社からの乗り換え(MNP)の場合に利用できるキャンペーンなどもあるので、人それぞれ実質的な負担額は異なるし、約2年後など一定期間の使用後に返却することが前提であれば、もちろん使用コストを大幅に下げることもできる。
また、例えばGoogle Pixel 8aの発売を前にau Online Shopでは「Google Pixel 8」「Google Pixel 8 Pro」の割引を増やすなどのセールも実施中なので、Google Pixel 8aに限らず各機種が要チェックだ。
さて、そのGoogle Pixel 8aだが、優れた「Actua ディスプレイ」(有機ELディスプレイ)を採用したり、同シリーズで最もタフなボディになっていたりと、手頃なミドルエンドシリーズながら進化を遂げている点が魅力。
Google Pixel 8aのActua ディスプレイはサイズが6.1インチで、解像度は2,400 x 1,080ドットで、明るく高速。Google Pixel 7aと比べて40%明るく、リフレッシュレートも最大120Hz(60Hz~の可変)。HDRにも対応。
<▲画像:丸みを帯びた持ちやすい形状。6.1インチのActuaディスプレイは最大120Hzのリフレッシュレート> |
プロセッサはGoogle Pixel 8やGoogle Pixel 8 Proと同様「Google Tensor G3」で、メモリは8GB、ストレージは128GB。メモリとストレージ容量の組み合わせは、日本市場ではGoogleストア、ドコモ、au、ソフトバンク、いずれも同じ。Googleストアの製品仕様には256GBモデルの記載もあるが、256GBモデルは海外のみでの取扱い。
バッテリー容量は4,492mAhで、ワイヤレス充電(Qi2規格準拠)もサポートしている。USBケーブルでの充電だと最大18W、ワイヤレス充電だと最大7.5W対応。
前述したタフさについては、アルミフレームの他、カメラバーも金属など、純粋にボディが強固になったことなどが挙げられている。さらに防水防塵性能はIP67相当。
<▲画像:サテンアルミフレームやカメラバーなど金属素材による高級感ある質感とタフさも特徴> |
モバイル通信は勿論5Gにまで対応する。対応バンド(周波数帯)は下記の通り(※Googleストア記載のハードウェアとしての仕様。キャリアでの使用においてはそのキャリアで提供されているバンドのみ使用可能)。
- 5G:n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/40/41/66/77/78/79
- 4G LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/21/28/38/39/40/41/42/66
- UMTS/HSPA+/HSDPA:B1/2/4/5/6/8/19
- GSM/EDGE:850/900/1800/1900MHz
SIM対応はnanoSIM、eSIMのデュアル対応。
また、「おサイフケータイ」(FeliCa)も利用できる。
本体サイズは約152.1 x 72.7 x 8.9mmで、重さは約188g。カラーバリエーションは「Aloe」「Bay」「Porcelain」「Obsidian」の4色。
OSはAndroid 14を搭載しての出荷。もちろんPixelシリーズなので将来のアップデート保証も長い。OS、セキュリティ、Feature Dropアップデートは7年間提供される。
そしてカメラだが、リアには64MP Quad PD広角カメラと13MP ウルトラワイドカメラ(超広角)を搭載し、フロントには13MPカメラを採用する。Aシリーズとはいえ、Google Pixel 8aではAIによる便利な機能も利用できる。ベストテイク機能、編集マジック、そして動画における音声消しゴムマジックなども使えるので、編集/補正系の機能が豊富で便利だろう。
<▲画像:AI機能を活用した様々な編集も可能> |
Google Pixel 8aは実用上十分以上のスペック、ディスプレイ性能、カメラ性能、そしておサイフケータイや防水・防塵への対応、アップデート保証などによって、一般的にユーザーの多くが求める要求を全て満たしている上、昨今の物価高の中では相対的に手頃な価格帯なため、最も注目すべき新スマホの一つと言っていいと思う。