<▲画像:「AQUOS sense8」> |
価格も販売チャネルによって異なるが、おおよその市場想定価格は約55,000円ほどの見込み。例えば家電量販店大手のヨドバシ.comでは61,600円(税込み、以下同)で10%ポイント還元(6,160ポイント)なので、実質負担額としては55,440円となる。
量販店に関しては大体この辺り。
一方、格安SIMの場合、IIJmioでは通常価格を54,800円に設定しつつ、他社からの乗り換え(MNP)でキャンペーン条件を満たせば29,800円という特価での購入ができる。mineoでは53,856円の設定だが、「マイピタ最大12カ月間528円割引キャンペーン」など何らかのキャンペーンを利用する場合には、その分をお得と考えることもできるだろう。
→IIJmio公式サイト
→mineo公式ページ
なお、AQUOS sense8の通信キャリア向けモデルはNTTドコモ(以下、ドコモ)、au(UQ mobile含む)、楽天モバイルが取り扱っている。
AQUOS sense8は、「Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1」にメモリ6GB、ストレージ128GB、約6.1インチのIGZO OLED(解像度:2,432 x 1,080ドット)のディスプレイを積むミドルエンド端末。IIJmioなどでのキャンペーン割引を考慮しなかったとしても十分コストパフォーマンスに優れるスマホの一つとなっている。
昨今のハイエンドスマートフォンは非常に高額なこともあり、5万円前後の価格帯のミドルエンド端末への関心を強く持っているユーザーも多いと思う。
AQUOS sense8 SIMフリー版について
AQUOS sense8の概要
AQUOS sense8は、人気の「AQUOS sense」シリーズの最新ナンバリングモデル。今回は少なくとも今の時点では派生機種の「AQUOS sense8 plus」のラインナップはない。AQUOS sense8は前述したようにSnapdragon 6 Gen 1を搭載するミドルエンド端末で、日常使いでは全く問題のないパフォーマンスを発揮するはずだ。
前述したようにメモリも6GBあって十分。ストレージも128GBあるので複数のゲームアプリのインストールや音楽、写真、動画などのファイルも十分保管しておけるだろう。また、最大1TBまでサポートするmicroSDカードにも対応。
ディスプレイは約6.1インチと大き過ぎず小さくもない手頃なサイズ。解像度は2,432 x 1,080ドットと、こちらも十分。リフレッシュレートも最大90Hz、最小1Hzの可変タイプ。さらにフレーム間にブラックフレームを挟むことで最大で180Hz相当のリフレッシュレートを実現している。もちろん有機ELならではの発色の良さもあり、省電力かつ滑らかで見やすいディスプレイを特徴とする。
<▲画像:ブラックフレーム挿入効果のイメージ> |
本体のサイズは約153 x 71 x 8.4mmで、重さは約159g。非常に軽いボディも魅力的な特徴の一つ。
軽いボディながら5,000mAhと大容量のバッテリーを搭載する。実際、5,000mAhのバッテリーを搭載するスマホとしては世界最軽量だという。加えて、このバッテリーは劣化しにくい性質も特徴で、3年後でも初期容量に対して約90%の容量を維持できるほどという(※もちろん使用状況に応じて変わる)。
省電力性能に関しては、連続動画再生時間が約39時間にも及ぶという点の他、一日10時間使ったとして2日は持つという。この1日10時間の内訳は結構ヘビーで、動画視聴4時間、音楽再生3時間、SNSが2時間、ゲームが1時間の計10時間という想定。休日に1日中スマホを使い続けるような場合でも2日持つということになる。多くのユーザーは普段そこまで使わないはずであり、その場合には実際には数日は持つだろう。
カラーバリエーションは「Pale Green」(ペールグリーン)、「Light Copper」(ライトカッパー)、「Cobalt Black」(コバルトブラック)の3色。
<▲画像:「AQUOS sense8」SIMフリーモデルのカラーバリエーション> |
オーディオ面では3.5mmオーディオ出力端子も搭載している。ただし残念なことにスピーカーはステレオではなくモノラル。一方で、ハイレゾ/ハイレゾワイヤレスには対応しているので、イヤホン/ヘッドホンで高音質を楽しむ分には問題ない。
本体ボディはIPX5/8相当の防水、IP6X相当の防塵仕様。米国防総省の物資調達基準である「MIL-STD」準拠の15項目の試験をクリアする耐衝撃性能をはじめとするタフネスさも魅力。
生体認証では顔認証と指紋認証に対応する。指紋認証は側面に搭載されている電源キーに搭載するタイプ。個人的には一番使いやすいと思う。「おサイフケータイ」にも対応するので、マイナンバーカード対応などに関しても問題ない。
通信関係ではWi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetoothは5.1。
モバイル通信は2G(GSM)、3G、4G、5Gと対応し、細かな対応周波数帯(バンド)は下記の通り。
- 2G(GSM):850/900/1,800/1,900MHz
- 3G:B1/B2/B5/B8
- 4G(FDD-LTE):B1/B2/B3/B5/B8/B12/B17/B18/B19/B21/B28
- 4G(TD-LTE):B38/B41/B42
- 5G(sub6):n1/n3/n28/n41/n77/n78/n79
SIMカードはnanoSIMとeSIMのデュアル対応。
また、AQUOS sense8に搭載されているUSB Type-C端子はUSB3.2 Gen1規格で、映像の出力にも対応している(DisplayPort 1.4)。そのため、各種動画配信サービス、ゲームなどをテレビに出力して楽しみたい場合にはUSB Type-C to HDMIケーブル(もしくは変換アダプタ)を用いれば、ワイヤレスでのミラーリングと違い、遅延や画質劣化もなく高品質で利用できる。PC用モニターやモバイルモニターなどであれば、USB Type-C to Type-Cケーブル一本でも製品によっては映像出力できる。
そしてカメラだが、背面のカメラは約5,030万画素、1/1.55インチのセンサー、F1.9のレンズを採用した標準カメラと、約800万画素の広角カメラの構成。メイン側は電子式手ブレ補正だけでなく光学式手ブレ補正にも対応している。
<▲画像:光学手ブレ補正の効果など> |
また、前面のインカメラは約800万画素。
なお、AQUOS sense8 SIMフリーモデルのOSはAndroid 13で、今後のOSバージョンアップは最大3回の予定。また、セキュリティアップデートは発売日から5年提供される予定。OSバージョンアップの回数が「最大」指定で3回だが、過去の例にならえば、恐らく少なくとも2回、多くて3回提供されるものと推測される。いずれにしてもシャープはOSアップデートの提供についてはしっかり行っているので、特に心配する必要はないだろう。
AQUOS sense8 SIMフリーモデルのスペック
AQUOS sense8 SIMフリーモデル SH-M26の基本スペック表は下図の通り。<▲画像:「AQUOS sense8 SIMフリーモデル」の基本スペック表> |
AQUOS sense8 SIMフリーモデルの販売チャネル
AQUOS sense8 SIMフリーモデルの販売チャネルは幅広い。家電量販店、通販各社、格安SIM/スマホサービスで広く販売される。ただし、発売日は各社で異なる。特に格安SIMに関しては、17日時点で取扱っていない事業者であっても後日発売になる可能性がある。格安SIMでの購入を考えている方は、事業者からの情報に注意が必要だ。ただし、IIJmioとmineoに関してはすでに17日発売が公表済みで、セール/キャンペーンでの割引価格も判明している。