<▲画像:「Xiaomi TV A Pro」> |
注意したいのは販売チャネルが限定されていること。今回のXiaomi TV A Proの販売チャネルはau独占。全国の「Xiaomi TV」取扱いauショップの他、au Online Shopのみで取り扱われており、購入店舗が限られるので気を付けたい。
各サイズの個別のモデル名と市場想定価格(税込み、以下同)は下記の通り。
- 32インチ「A Pro 32」:32,780円
- 43インチ「A Pro 43」:54,780円
- 55インチ「A Pro 55」:76,780円
- 65インチ「A Pro 65」:109,780円
Xiaomi TV A Proシリーズの日本市場向けモデルの大きな特徴はチューナーレスのスマートTVだということ。プラットフォームは「Google TV」なので、Google Playストアから各種動画配信サービスのアプリなどをユーザーが自由にインストールして使える他、「Chromecast」機能を使ってスマホからのWi-Fi経由での手軽なキャスト/ミラーリングも可能。
普段地上波テレビやBS/CSは見ないものの「YouTube」や「Netflix」「Hulu」「Disney+」「DAZN」などの動画配信サービスは見る、または「PlayStation 5」や「PlayStation 4」、「Nintendo Switch」、「Xbox」シリーズなどのゲーム機でゲームを遊ぶ方にとってはチューナーレスのスマートTVは有力な選択肢で、Xiaomiのテレビも新たな候補になるだろう。
同じ用途の場合、PC用のモニター(ディスプレイ)も候補に入ると思うが、ことエンタメ用途に関して言えば、通常はテレビの方が見やすく綺麗でゲームやアクションシーンにも強い。実際、Xiaomi TV A Proシリーズも、MEMC対応で、素早いシーンでもスムースな描画が可能とされている。オーディオ面についても「Dolby Atmos」対応や「eARC」対応など十分。基本的にXiaomi TV A Proシリーズもエンタメ用途を中心と考えるべき製品。
まず、解像度に関しては43インチ以上のモデルは4K(3,840 x 2,160ドット)、32インチモデルのみHD(1,366 x 768ドット)となっている。パネルは有機ELではなくLCD(液晶)で、リフレッシュレートは60Hz。
32インチモデルのみ異なるが、43インチ以上のモデルはDolby Vision、HDR10、LG対応。
規格面ではオーディオに関して「Dolby Audio」「DTS-X」「DTS Virtual:X」対応となっている。
昨今のDisney+、「Amazonプライムビデオ」、Netflixなどではビジュアル/オーディオどちらの面でもDolby対応コンテンツが増えており、それらを最大限のクオリティで楽しむ上でも十分。
Google TVを動かすためのプロセッサ、メモリ、ストレージについても32インチモデルとそれ以外とで異なり、やはり43インチモデル以上の製品の方がスペックは上。とはいえ、実用上は動画配信サービスさえソツなく動けば問題ないだろう。
なお、HDMIポートなどのポート類も32インチモデルと43インチモデル以降で異なる。ひとまず43インチ以上のモデルについて述べると、HDMIポートは3つで、その内一つが「eARC」対応。他にUSB 2.0ポートが2つ、光デジタル出力、3.5mmオーディオ出力などが備わっている。
サウンドはサウンドバーやホームシアターを使う方の場合でも、eARC対応のHDMIポートと光デジタル出力の両方があるので、新旧のホームシアター製品を幅広く使えるだろう。
<▲画像:「Xiaomi TV A Pro」の基本スペック表> |
テレビの場合、実際の所は実機を見てみないことには画質、音質は分からないので、関心がある方はXiaomi TVを取り扱っているショップで確認してみよう。