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楽天モバイルへのプラチナバンド割当決定。700MHz帯を得て繋がりやすさ改善へ

総務省は23日、楽天モバイルが申請していた700MHz帯の電波の割当について認定したことを明らかにした。楽天モバイルは700MHz帯において3MHz帯を2つ割り当てられることとなり、同社は今年の12月以降に電波の発射を目指している。

総務省の資料より
<▲画像:総務省の資料より>

通信キャリアの中でNTTドコモ(以下、ドコモ)、au(KDDI/沖縄セルラー)、ソフトバンクから遅れて市場参入した楽天モバイルは先行3社のように「プラチナバンド」の割当を受けていなかった。

プラチナバンドとは、ビルなどの建物等、様々な障害物があっても回折して繋がりやすい周波数帯のことで、具体的には700MHz~900MHz辺りを指している。

今回楽天モバイルは700MHz帯の割当を受けることとなるが、具体的には、715MHzから718MHz、770MHzから773MHz。715MHzから718MHzは端末側、770MHzから773MHzは携帯電話基地局側向けとなっている。認定期間は10年間。

なお、700MHz帯は、718MHzから728MHzと773MHzから783MHz帯をKDDIが、728MHzから738MHzと783MHzから793MHz帯をドコモが、738MHzから748MHzと793MHzから803MHz帯をソフトバンクが割当されている。

楽天モバイルは目下エリア整備に注力しているが、それでもなお先行3キャリアと比べてカバーエリア及び電波品質に遅れが見られ、その解決策の一つに今回のプラチナバンドの割当がある。今後、都市部など障害物が比較的多い場所をはじめとして繋がりやすさの改善が期待される。

情報元、参考リンク
総務省/プレスリリース
楽天モバイル公式サイト

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