<▲画像:モバイル事業の主要KPI。MNOの契約回線数は6月末時点で481万回線> |
楽天モバイルにはMNO(通信キャリアサービス)とそれ以前からサービス提供してきたMVNO(他社の回線を借り受けてサービスを提供)の2つのサービスがあり、その合計の契約回線数は6月末時点で524万。
内、現在の楽天モバイルを指す通信キャリアサービスの契約回線数は481万。さらに7月時点での速報値として491万に達しているという。このペースなら8月末時点で500万回線を突破する可能性がある。
<▲画像:MNOの契約回線数の推移> |
なお、楽天モバイルはNTTドコモ、au(KDDI/沖縄セルラー)、ソフトバンクから遅れての通信キャリアサービスへの参入となることもあり、依然としてインフラ整備に注力している段階で、投資額も大きな経営負担となっている。
しかし、楽天グループの代表取締役会長兼社長を務める三木谷浩史氏は、いよいよ黒字化を目指せるステップが見えてきたとしている。
具体的には、今年末を目途に単月での黒字化を実現させたいという。
<▲画像:楽天モバイルの事業フェーズが「フェーズ3」へ> |
そしてエリアカバーに関しても、4月時点ではデータ通信の高速無制限エリアは98.4%だったが、6月以降の計画ではすでに99.9%に達しているという。
<▲画像:現在のエリア整備状況> |
楽天モバイルは料金プランに関しては現在の「Rakuten最強プラン」は新たなテコ入れが必要ないレベルにあるため、結局のところエリア整備、通信品質に行き着く。とはいえ、例えば筆者の場合、そもそも以前から千葉県北西部の生活圏での楽天回線は絶対的スピードではドコモやauなど先行キャリアに劣るとしても、実用上問題になるほど遅い訳でもなく、全く不満のない状況にある。一方で、口コミを見る限り依然として回線品質が良くないエリアもあるようで、やはりまだ整備途上という印象だ。今後は、さらにキメ細かくエリアカバーしていくことで、実際にMNOのサービス品質は高まっていくはずで、期待したいところ。
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