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【追記】1MORE、進化したハイレゾイヤホン「1MORE ペンタドライバー P50」を発売!

オーディオブランド「1MORE」を展開する1MORE INTERNATIONAL LIMITEDは20日、日本市場において有線イヤホン「1MORE ペンタドライバー P50」(読み:ワンモア ペンタドライバー P50)を発売した。

「1MORE ペンタドライバー P50」
<▲画像:「1MORE ペンタドライバー P50」>

1MORE ペンタドライバー P50は、リケーブル可能な有線イヤホン。ケーブルが断線した場合でもリケーブル(ケーブルだけの交換)できるし、そもそも好みのケーブルへの交換ができる。コネクタ規格はMMCXなので市販のケーブルの選択肢も多い。

ケーブルのイヤホン側コネクタはMMCX、オーディオ機器と繋ぐプラグは3.5mm
<▲画像:ケーブルのイヤホン側コネクタはMMCX、オーディオ機器と繋ぐプラグは3.5mm>

ただし、1MORE ペンタドライバー P50の専用ケーブルにはマイク内蔵のインラインリモコンがついているので、完全な機能を必要とする場合には市販のケーブルよりも純正ケーブルをそのまま使う方がいいだろう。

インラインリモコンはR側(右側)ケーブルに設けられていて、装着時の位置としては右の耳たぶより数センチ下の辺り。右手で手さぐりで操作する際にボタンの識別ができるよう、物理的に形状に差が付けられている。通話応答/切断/拒否や音楽などのコンテンツの再生/一時停止、音声アシスタントの起動などの操作ができる。また、「MEMS マイク」が中央に搭載されていて、通話などに利用できる。

インラインリモコンの概要
<▲画像:インラインリモコンの概要>

このマイクによってクロストークやエコーを低減し、クリアなHD通話を可能にするという。1MORE ペンタドライバー P50をスマートフォンで使う場合、すなわち通話にも用いる場合にはこのマイクが役立つだろう。

また、ケーブルには銀メッキ無酸素銅ケーブルを採用し、伝送時の信号ロスを大幅に低減するという。さらに、防弾シルクテンシルファイバーで包み、強度、耐久性を高めている。しかも、ケーブルは硬くなく柔軟性に富み、マイクロフォニック雑音も軽減されるという。様々な面で優れたケーブルを採用している。

実際に実機を触ってみると、ケーブルは非常に柔らかく、取り回しやすい。また、ある程度ラフに扱っても断線しにくいように見える。加えて、被覆が半透明色なので、仮に断線してもその場所を特定しやすいかもしれない。タッチノイズはほぼ無いので、移動中に服と擦れても問題ない。

2つ上の画像から分かるように3.5mmオーディオプラグ部はL型。また、本体パッケージには3.5mmオーディオ端子 to USB Type-Cの変換ケーブルが付属するので、3.5mmオーディオ端子を備えていないスマホなどでも問題なく利用できる。iPhoneの場合は、3.5mm to LightningのApple純正変換ケーブルを使えばいいだろう。

ケーブルの構造/素材
<▲画像:ケーブルの構造/素材>

そして1MORE ペンタドライバー P50の音質だが、まず本作は「1MORE HIFIシリーズ」の新製品となる。本作の前に2モデル「1MORE トリプルドライバー In-Ear Headphones」、「1MORE クワッドドライバー In-Ear Headphones」あるが、今回はそれらを超える5ユニットを搭載し、さらなる高音質を追求している。ちなみに前2モデルも2022年のVGPを受賞する実績を持つ製品。

「ダイヤモンドライクダイナミックコイル+4平面振動板ユニット」の5ユニット音響構造、デュアル磁気回路設計によってパワフルかつ細かなディテールを再現し、高音質を楽しむことができる。

イヤホンの構造
<▲画像:イヤホンの構造>

チューニングはグラミー賞受賞のサウンドレコーディスト巨匠 Luca Bignardi氏が担当。同氏は他メーカーでもイヤホン/ヘッドホンのチューニングを手掛けているが、基本的に癖のないオーソドックスなサウンドの製品が多い。ワイヤレスヘッドホン「1MORE SonoFlow」、ワイヤレスイヤホン「1MORE PistonBuds Pro」もフラットなサウンド特性で聞きやすいので、1MORE ペンタドライバー P50にも同じ傾向が期待できる。

実機を実際に短時間試聴した感じではフラットに近く、変な癖はなく、万人向けのチューニングで聞きやすい。2万円前後の完全ワイヤレスイヤホンと比べると音質の良さは明確。

イヤホンのハウジングにはアルミニウム合金部材を採用。表面には陽極酸化処理が施され、傷つきにくく耐久性に優れる仕上がりになっているという。また、多くの外耳道モデルをサンプリングして空洞の形状や輪郭を最適化し、フィット感の良さを実現。加えて、物理的なノイズ遮断性能を28dB程度に高められたという。

「1MORE ペンタドライバー P50」のデザイン
<▲画像:「1MORE ペンタドライバー P50」のデザイン>

イヤーチップ(イヤーピース)は、合計8セットが同梱される。一般的なシリコンタイプとフォームチップタイプの2種類が用意されている。シリコンチップは直径14.3mm、12.3mm、11.0mm、10.6mm、そしてイヤホン装着済みのもの(恐らく11.0mmと12.3mmの間)の計5サイズ、フォームチップは12.8mm、12.0mm、11.0mmの3サイズ。フォームチップと言っても素材によって反発力が違うので何とも言えないが、触った感じはごく普通の低反発素材のフォームチップ。

まだシリコンタイプの試聴しかしていないが、フィット感は抜群で、痛くもなく、かといって外れやすいということもなく、非常に良い。これならウォーキング/ランニング中に使ってもズレおちたりしないと思う。

1MORE ペンタドライバー P50の基本スペックを最後に確認したい。ハイレゾに関しては日本オーディオ協会の「ハイレゾオーディオ」認定も取得している。

型番は「EH904」、ケーブルを含む製品重量は約21g、ケーブル長は約1.25m、周波数帯域は20 - 40,000Hz、インピーダンスは32Ω、イヤホン感度は105dB、プラグはL型、3.5mmタイプで金メッキが施されている。イヤホンポーチも付属する。

「1MORE ペンタドライバー P50」の基本スペック表
<▲画像:「1MORE ペンタドライバー P50」の基本スペック表>

価格は23,999円(税込)で、販売チャネルはオンラインのみで、Amazon、楽天市場の1MOREの公式ストアにて販売中。

後日、実機のレビュー記事を公開したいと思うが、短時間試聴した感じではワイヤレスヘッドホン「1MORE SonoFlow」と同様、ほとんど文句の付け所はないように思う。かなり良さそうだ。


※更新:2023年8月30日、実機を短時間使った上で分かったことなどをもとに加筆修正しています。

情報元、参考リンク
Amazon/1MORE ペンタドライバー P50製品ページ
楽天市場/1MORE ペンタドライバー P50製品ページ

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