<▲画像:「Google Pixel Fold」。左はアウターディスプレイ、右は開いた状態で使えるインナーディスプレイ> |
Pixel Foldは、他の「Pixel」シリーズと同様、Googleの直販ストアである「Google ストア」の他、通信キャリアではNTTドコモ(以下、ドコモ)、au、ソフトバンクも取扱い、同日発売となる。当初はドコモとソフトバンクに関しては31日発売予定だったが、各社が27日に揃うことになった。
各社とも端末単体での購入もできるので、まずは端末価格が気になる所だと思う。
ただし、通信キャリアの場合、ポイント還元キャンペーンなどが実施されている上、端末購入プログラムを活用すれば2年間の使用に限ればコスト負担を下げられるなど異なる。それらについては後述する。
<Google Pixel Foldの端末価格>
※価格は税込み。
- Google ストア:253,000円
- ドコモ:252,890円
- au:286,080円
- ソフトバンク:287,280円
上記の通り、端末価格を比べると、Google ストアとドコモがほぼ同額で、auとソフトバンクは3万円以上高い設定となっている。とはいえ、通信キャリアではキャンペーンが実施中なので、実際にはもう少しコストを下げられる。
また、カラーバリエーションは「Porcelain」と「Obsidian」の内、ドコモではObsidianしか取り扱わないという点に注意が必要。
<Google Pixel Foldの実質負担額>
端末購入プログラムを活用して約2年間使って返却する場合の実質負担額は下記の通り。ドコモでは「いつでもカエドキプログラム」、auでは「スマホトクするプログラム」、ソフトバンクでは「新トクするサポート」で、それぞれ返却条件などは微妙に異なるが、概ね約2年使って返却する。
- ドコモ:149,930円
- au:147,660円
- ソフトバンク:143,640円
<Google Pixel Fold関連のキャンペーン>
実質負担額では3キャリア共に14万円台に入り、大差なく見えるが、キャンペーンを考慮すると違ってくる。キャンペーンについてはドコモが最も魅力的だ。ドコモとauのキャンペーン内容は下記の通り。
- ドコモ:30,000ポイント進呈
- au:最大16,500円割引
ドコモに関しては予約の有無は条件になく、9月1日までにドコモショップ、ドコモオンラインショップ、ドコモ取扱い店で購入の上、9月8日までにキャンペーンに応募するだけで「dポイント(期間・用途限定)」が30,000ポイント進呈されるので、最もお得なキャンペーンとなっている。細かな条件はキャンペーンページを参照して欲しいが、基本条件は前述の内容程度で、特に難しくない。ただし、早期終了する場合もあるようなので、その点には注意が必要かもしれない。
<▲画像:ドコモのキャンペーン> |
<▲画像:auのキャンペーン> |
一方、auでは予約購入を対象とした20,000ポイントの「Pontaポイント」還元キャンペーンが実際されていたが、予約が必須。そして27日以降に購入する方向けには機種変更の方を対象に最大16,500円割引のキャンペーンが実施中。
→ドコモのキャンペーンページ
→auのキャンペーンページ
なお、Google Pixel Foldは、フォルダブルタイプのインナーディスプレイと通常のストレートタイプのアウターディスプレイを搭載するスマートフォン。
インナーディスプレイは端末を開くことで利用できるもので、約7.6インチ、解像度1,840 x 2,208ドット。一方のアウターディスプレイは端末を閉じた状態でも使えるもので、約5.8インチ、解像度2,092 x 1,080ドット。
アウターディスプレイの使い勝手は普通のスマホと同じだが、インナーディスプレイは正方形に近い縦横比での7.6インチなので、タブレットに近い。
<▲画像:閉じた状態でもアウターディスプレイによって一般的スマホのように使える> |
タブレットに近いといっても縦横比が特殊で6:5と正方形に近いので、動画視聴に限っては必ずしも適しているわけではなく、普通に視聴すると上下に黒帯がかなり発生してしまう。どちらかというと、Google Pixel Foldの大型のインナーディスプレイは、ウェブサイトの閲覧や文書ファイル、電子書籍の閲覧などに最適であり、さらにはマルチウィンドウでのマルチタスクを快適にこなすためにある。これはGoogle Pixel Foldに限らず、この手のフォルダブルスマホ全般の特徴だ。
本体サイズは閉じた状態では約139.7 x 79.5 x 12.1mm、開いた状態では約139.7 x 158.7 x 5.8mmで、重さは約283g。