<▲画像:「AQUOS wish3」> |
そのAQUOS wishシリーズの最新モデルがAQUOS wish3で、すでに通信キャリアでは発売済み。
過去モデル同様、今回も通信キャリア向けに続き、SIMフリーモデルが登場する。型番は「SH-M25」。格安SIMサービスでは「IIJmio」と「mineo」が取り扱うことが明らかになっている。IIJmioでは33,800円(税込、以下同)、mineoでは32,472円だ。ただし、特にIIJmioではセールキャンペーン次第で大幅割引価格での購入が可能になるだろう。
AQUOS wish3の基本スペックは、OSがAndroid 13、CPUがMediaTekの「Dimensity 700」、メモリが4GB、ストレージが64GB、ディスプレイは約5.7インチ、解像度1,520 x 720ドットの液晶、バッテリー容量が3,730mAh、Wi-FiがIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、SIMカード対応はnanoSIM+eSIMのデュアル対応など。
モバイル通信は5G、4G LTE、3G、GSMに対応する。
「おサイフケータイ」(FeliCa)及びNFCにも対応し、前述したようにボディは防水・防塵・耐衝撃仕様。
サイズは約147 x 70 x 8.9mm、重さは約161g。
ディスプレイ解像度がHD+なので旧モデルと比べて大きな進化はないというか、CPUについては「AQUOS wish2」の「Snapdrgon 695 5G」よりもパフォーマンスはやや落ちている。しかし、最近のエントリースマホに多く採用される「Snadragon 480+ 5G」と比べると僅かに上。
実際には初代の「AQUOS wish」とハードウェアのスペックは大差ない。出荷時のOSバージョンがAndroid 13だという点やカメラの仕様が若干異なるくらいだ。
そのためAQUOS wishやAQUOS wish2のユーザーがAQUOS wish3に機種変更する意味は、機能や性能の点からはあまりない。どちらかというと、それ以外の古いスマホのユーザーやガラケー(フィーチャーフォン)などからエントリースマホに変更する方に向けた製品と言った方がいいだろう。
例えば子供が初めてスマホを持つ場合、AQUOS wish3ではシリーズ初となる「ジュニアモード」を搭載している。使いすぎを抑制できる「Google ファミリーリンク」や、もしもの時に電源キーを複数回押すことで緊急通報できる「緊急SOS」にも対応する。
シニア向けの「かんたんモード」も搭載する。
生体認証は指紋認証には非対応で、顔認証のみだが、マスク対応となっている。
前述したカメラの仕様に関しては、画像処理エンジンが「AQUOS R7」の技術を応用した「ProPix4 lite」になっている。
なお、基本的なスペックに大きなアップグレードは見当たらないが、対環境仕様については強化されている。ボディに使用している再生プラスチック材の比率がAQUOS wish2では約35%の所、AQUOS wish3では約60%に増えている。ボディ以外の部品の再生プラスチック材の使用率は約35%。
AQUOS wish3にはエントリースマホとして何か際立った特徴はそれほどないが、このシリーズのボディは持ちやすく操作しやすいので、エントリースマホとして有力な選択肢の一つであることは今回も変わりないと思う。
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