<▲画像:ついにパートナー回線での速度制限が撤廃へ> |
自動移行にあたってユーザーが行う手続きは特にはない。
「Rakuten最強プラン」のベースは「Rakuten UN-LIMIT VII」と同じと書いたが、改めて詳しく見ていきたい。
月間の使用データ通信量に応じてその月の料金が変わる3段階制のプランという点は同じ。月々3GBまでなら1,078円(税込、以下同)、3GBから20GBまでだと2,178円、そして20GBを超えた後は無制限で3,278円。すなわち使い放題状態でも上限の3,278円で留まる。
ここまでは「Rakuten UN-LIMIT VII」と同じだが、「Rakuten最強プラン」ではパートナー回線の扱いが変化している。他の通信キャリアのユーザーからすると「パートナー回線とは?」と疑問が沸く部分だと思うが、楽天モバイルの国内向け通信サービスは楽天モバイルの自社インフラを用いた「楽天回線」とau回線へのローミングを行う「パートナー回線」と、2系統の回線網で構成されている。切替は自動的に行われるので、ユーザーは切替に関しては意識する必要はない。
しかし、使用通信容量と速度制限に関する扱いは楽天回線とパートナー回線とで異なる。
楽天回線での通信は20GBを超えても速度制限が掛かることなく使えるが、auパートナー回線での通信は別扱いで月々5GBまでは制限なく通信できるが、それを超えると最大1Mbpsの速度制限が掛かることになっている。
最近は楽天回線の整備が進んできたので、パートナー回線での通信量が多い方は減っていると思うが、一応制限があった訳だ。
ところが今回新たに登場する新料金プランでは、パートナー回線の扱いが変わり、楽天回線と同じ条件で通信できることになる。楽天回線とパートナー回線の区別なく利用できるプランに生まれ変わり、auパートナー回線で5GB以上の通信を行ったとしても速度制限が掛かることがない。
ただし、海外に関しては従来通りの条件で変わりない。海外でのパートナー回線通信は月々2GBまでで、超過後は最大128kbpsに制限される。
また、楽天回線とauパートナー回線の切替処理自体も以前と比べてスムースに行われるという。
<▲画像:「Rakuten UN-LIMIT VII」と「Rakuten最強プラン」の違いについて> |
なお、パートナー回線の通信との区別が基本的には無くなるため、それに伴いパートナー回線向けのデータチャージ、デンタ残容量通知、データ高速モードなどのサービスの提供は終了となる。
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