<▲画像:最近の京セラ製のスマートフォン、ケータイ> |
詳細は16日に発表予定の同社中期経営計画で明らかになる見込み。現時点では、2025年3月までに個人向け携帯電話端末の販売を終了する予定が判明している。
この種の事例の多くでは発表から実際の撤退までのインターバルは非常に短いが、今回の京セラに関しては比較的余裕をもって発表しているため、京セラ端末のユーザーにとってはある程度安心だろう。
少なくとも販売自体が2025年3月まで続くということは、アフターサポートもかなり先まで期待できそうだ。ただし、京セラの場合、auの他、NTTドコモ(以下、ドコモ)、ソフトバンク、ワイモバイルと複数の通信キャリア向けに端末を供給しており、恐らく具体的なサポート期限は機種別に通信キャリアからいずれ発表されるだろう。
また、京セラの携帯電話端末事業からの撤退はあくまでも個人向けに限られる話で、法人向けの携帯電話端末事業及び通信機器やソリューションなどの事業は継続・強化していくという。
Androidスマートフォンのユーザー、アウトドアユーザーの中には京セラの「TORQUE」シリーズの愛用者も多いと思うし、「DIGNO」シリーズのユーザーも多いだろう。
個人向けスマートフォンを手掛ける日本メーカーがまた一つ減るわけで非常に残念なニュースだ。
※5月17日追記:より詳しい内容が16日に発表。京セラは事業撤退に向けた流れを「コンシューマー向けスマートフォン事業の終息」と題し、大まかなスケジュールを明らかにした。端末の新規開発を2023年3月期で完了(終了)し、次に2025年3月期で供給・販売が終了となる。その後はミリ波5G通信のさらなる普及に向けたインフラ関連事業へ開発リソースを集中させるとのこと。
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