<▲画像:「Google Pixel Fold」を開いた所> |
具体的には、折り畳み可能なディスプレイを内側に搭載した製品。開いた状態だと一般的な縦長のスマートフォンと違い、正方形に近いアスペクト比のディスプレイとなり、横に相当広い領域を確保できるため、タブレットライクな使い方も十分以上に可能と考えられる。
とはいえ、フォルダブルスマホはすでに他社からの何世代かリリースされていて、決して目新しいものでもない。しかし、Android OSの開発元であるGoogleが出すPixelシリーズの製品となると注目度は別。
また、Pixel Foldのディスプレイは一枚を中央のヒンジ部分で折り曲げたり開いたりして使うタイプなので、ヒンジ部で左右分割されない。米Microsoftの「Surface Duo」シリーズの場合は、ヒンジ部を境に2つのディスプレイに完全に分離されているので、慣れるまでは若干見にくい。一方、フォルダブルタイプの場合は、ヒンジ部で分割される訳ではないので、見やすい。とはいえ、Surface Duoシリーズのように2画面分割タイプの方が耐久性については理論的には優れる。折り畳み型スマホと言っても1画面タイプと2画面タイプで違いがあり、それぞれに一長一短がある。
<▲画像:「Google Pixel Fold」を少し開いた状態。外側にもディスプレイを搭載していることが分かる> |
そしてもう一点注目したい点は、Pixel Foldには内側の折り畳み型ディスプレイに加えて、外側にも一般的サイズのディスプレイを搭載していることだ。
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May 10 pic.twitter.com/K8Gk21nmo8
Pixel Foldは閉じた状態でも外側ディスプレイによって普通のスマホとしての扱いも可能とみられる。実際、外側ディスプレイでどこまでの操作等が可能なのかは現時点では正式発表されていないので何とも言えないが、それも全て10日には明らかになるだろう。
Googleは10日から開発者向けイベント「Google I/O 2023」を開催予定で、その場でPixel Foldの詳細が発表される見込み。
端末の詳細の他に気になるのは価格帯だが、さすがに高価になることが容易に予想できる。それでも少しでも安い価格設定を期待したいところ。