<▲画像:Yaberは「Global Sources Consumer Electronics Show 2023」で「Yaber Ace K1」「Yaber K2s」「Yaber U11」「Yaber Pico T1」を展示する予定> |
先日は日本市場でフルHDプロジェクター「Yaber Ace K1」を発売したばかりだが(詳細はこちらの記事を参照)、Yaber K2sが日本でリリースされるのかどうかも気になる所(※追記:7月9日に日本でも発売となりました。詳細はこちらの記事を参照ください)。
<▲画像:「Yaber K2s」> |
さて、YaberのハイエンドプロジェクターといえばDLP方式の「Yaber Aurora S」で、最新のミドルハイクラスの製品は前述のYaber Ace K1だが、今回新たに登場するYaber K2sはプロジェクターのハードウェアとしてはK1と同クラス帯のようだ。一方でスマートプロジェクターとしての利便性ではYaber Aurora SやYaber Ace K1よりも優れているかもしれない。
Yaber Aurora S、Yaber Ace K1はAndroidベースのOSを採用しているので、インストールしようと思えば一部のAndroidアプリをインストールすることはできるが、ある程度の知識が必要になる上、やや面倒くさい作業が発生することもあり、基本的には普通のプロジェクターとして使う方が多いと思う。すなわちスマートプロジェクターの要素はおまけに近い。
<▲写真:「Yaber Ace K1」の実機。手前はレンズカバー> |
一方のYaber K2sはまだ展示会での出展段階のため詳細なスペック等は不明ながら、Yaber Aurora S、Yaber Ace K1と比べると、よりスマートプロジェクター寄りの製品だ。
まず、動画配信サービスなどへの対応は付属(内蔵)ドングル側で行うようだ。スマートTVドングル(※追記。Android TV搭載ドングルです)が付属(内蔵)され、例えば「Netflix」にもこのドングルだけで対応できるという。例えば日本でも人気メーカーの一つであるBenQのプロジェクターでもスマート部分は付属ドングルで対応させたりしているが、「いかにもドングルをつけています」という見た目にならないよう着脱可能なカバーで収納できる設計などになっている。
今回Yaberから登場するYaber K2sが同タイプの設計になっているのか、普通に背面のHDMI端子にドングルが挿さっている姿が丸見えなのかどうかは分からない(※追記。外から見えないように専用スロットが設けられています)。
しかし、少なくとも付属のスマートTVドングルでスマート部分に対応し、Netflixの視聴も可能で、ワイヤレスでのスクリーンキャスト機能などにも対応するという。
<▲画像:「Yaber K2s」の特徴> |
また、プロジェクター方式はLCDで、解像度は1080p。明るさは最大800ANSIルーメン。投写スクリーンサイズは40から200インチ程度とされ、フォーカス及びキーストーン調整のオート機能も搭載する。オートフォーカス、オートキーストーンがあるので、プロジェクターの位置を固定しない場合や使わない時にはしまう場合でも設置は手軽。
そしてYaber Ace K1との大きな違いの一つはスピーカー。JBLステレオスピーカー(10W x 2)を搭載する。スピーカー自体はYaber Ace K1よりも良さそうだ。また、「Dolby Audio」にも対応。
ワイヤレス関係ではWi-FiはWi-Fi6対応、BluetoothはBluetooth 5.0サポートとなっている。
入出力ポートは、HDMI出力が1つ、USB 2.0が1つ、USB Type-Cが1つ、イヤホン端子が1つ、ミニAV入力端子が1つとなっている。
プロジェクター本体のサイズは約291 x 270 x 126mmで、重さは約3.2kg。
プロジェクターはYaber製品に限らず、どのメーカーの製品もスペックだけでは実際の投写映像のクオリティは分からないので、今の時点では何とも言えないが、価格次第ではYaber K2sはかなり良いかもしれない。
冒頭で触れたようにYaber K2sが日本で正式販売されるかどうかは分からないが、期待したいところ。なお、Yaber Ace K1については近日中にレビュー記事を公開予定(ショートレビューはこちらの記事)。
※修正:7月9日に発売されたことを受け、一部追記、修正しました。大元の文章はそのままとしていますので、Yaber K2sの実際の概要はこちらの記事を参照ください。