<▲画像:「Lemino」のロゴ> |
Leminoへの変更にあたっては料金体系も変わる。
dTVでは定額有料プランが月額550円(税込、以下同)で提供されるとともに、新作の映画など個別課金コンテンツ(PPV)が存在している。有料プランの加入者であれば、PPV以外のコンテンツはいつでも見放題だ。
一方、新しくなるLeminoでは、一部コンテンツが広告付きで無料配信される他、dTV時代の定額有料プランに相当する定額プラン「Leminoプレミアム」が月額990円で提供される。加えて、個別課金コンテンツも継続提供される。
広告付き無料配信コンテンツに関してはLeminoプレミアムに加入せずとも視聴できるので魅力的だ。
<▲画像:料金とコンテンツについて> |
しかし、dTVの有料プランのユーザーにとっては値上げに相当する。dTVの加入者はリニューアル後、自動的に「Leminoプレミアム」に移行される。ただし、Leminoプレミアムは料金が上がることもあり、9月30日までは据え置きの月額550円で利用できる。
dTVのユーザーは9月30日までの据え置き期間中に、それ以後も継続利用するかどうかを考えればいいだろう。
料金が約2倍になることは非常に大きなターニングポイントで、場合によっては加入者数が減る懸念もある。ユーザーから見ると、ブランド変更やリニューアルというよりも値上げ、としてしか捉えられないかもしれない。ドコモとしては少しでも負担を減らすため、ポイント還元を行うことも明らかにしている。
ドコモの「ギガプラン」「ahamo」のユーザーには、Leminoプレミアムの利用料金の10%に相当する90ポイントを「dポイント(期間・用途限定)」で毎月還元する。そのため、実質的負担額は990円 - 90ポイント = 900円相当となる。
昨今、動画配信サービスも値上げの動きが多い。その中ではLeminoプレミアムの料金は平均より低い。今までの550円と比べると明らかに高いが、現在の経済情勢を見る限り、避けられない値上げなのかもしれない。
動画配信サービス市場は「Netflix」「Amazonプライムビデオ」「Disney+」などの他、「Hulu」「ABEMA」や「U-NEXT」、dTVなどの国内勢も複数存在する競争の激しい市場。それが昨今はさらに激化している。
dTVはコストパフォーマンスの良さから国内勢としては比較的好調に加入者数を増やしてきたが、今回のリニューアルがどう影響するのか注目したいところ。
さて、話を内容に移すと、Leminoではアニメやドラマ、映画(邦画、洋画)、の他、音楽・ライブ、エンタメ、韓流・アジア作品など約18万本のコンテンツを提供する。その中には独占配信作品やオリジナル作品も含まれる。
話題性の高い独占配信作品の最新エピソードやオリジナル作品の一部などが広告付き無料配信もされるという。もちろんLeminoプレミアムのユーザーであれば広告非表示で視聴できる。
そしてLeminoでは作品探しに工夫をしているという。
感情やレビューの投稿・シェア、嗜好の合うフォロワー同士が繋がることで観たいコンテンツが見つかりやすくなる仕組みを導入。レビューはそのままの意味で、各作品にレビューを投稿できる機能で、感情についてはシーンごとの感情やコメントを投稿できる「マイチャプター」機能があるという。
<▲画像:「エモートライン」や「感情検索」機能について> |
さらにフォローしたユーザーの推奨コンテンツをタイムライン上に表示する「エモートライン」機能がある。
確かに上手く機能すれば便利かもしれない。特に好みの合うヘビーユーザーをフォローできれば、ハマる可能性のある新作を見逃しにくくなる可能性がある。
情報元、参考リンク