<▲画像:「dTV」> |
エイベックス通信放送は2009年4月にエイベックス・デジタルと設立した合弁会社で、前述の通り、これまでのドコモの持分は30%、残る70%の株式はエイベックス・デジタルが保有していた。
今回ドコモはエイベックス・デジタルが保有する株式を全て取得することになる。
エイベックス通信放送は主に動画配信サービス「dTV」の運営で知られる。
米国勢が強い定額動画配信サービス市場において、dTVは比較的成功している国内サービスの一つ。ドコモは今回の完全子会社化によって映像配信事業の強化を図っていく意向を示している。同じく好評の「dアニメストア」共々、dTVの今後にも期待できそうだ。
dTVは「Netflix」「Disney+」「Hulu」と比べると月額料金が安価な点が魅力だが、同じく競合の「Amazon Prime Video」はプライム会員なら追加料金不要など条件次第では実質的に安価。とはいえ、動画配信サービスは最終的には値段勝負ではなくコンテンツ次第ということもあり、今後、ドコモがどのようなコンテンツに力を入れていくのか注目したいところ。
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