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楽天モバイルが都市部以外でもauから自社回線への切替を10月以降順次実施。繋がりにくい場合は問い合わせ

楽天モバイルは通信キャリアサービス「楽天モバイル」において、国内のパートナー回線エリア(au回線へのローミング利用)から自社回線によるサービス提供への切り替えをこれまで段階的に行ってきたが、10月以降順次、全国47都道府県における一部地域での切り替えを行うことを3日に明らかにした。

楽天回線への切替について
<▲画像:楽天回線への切替について>

今回の動きにおける注目点は対象地域が都市部に限られないということ。これまでは都市部を中心に切替が進められてきたが、今回から地方にもその対象が拡大される。

なお、楽天モバイルのユーザーは周知のことだが、他社ユーザーの方向けに簡単に説明すると、現在の楽天モバイルは自社回線を用いたサービスとau回線へのローミングの2本立てで通信サービスを提供している。自社回線、すなわち楽天回線エリアの拡大は一朝一夕にはできないので、インフラ整備が済んでいないエリアについてはau回線へのローミングで補う形を採用している。

楽天モバイルは最終的には全てのエリアを楽天回線でカバーする予定だが、依然として完了してはいない。

例えば、2020年4月のサービス本格提供開始時点では東京都(一部地域を除く)で楽天回線でのサービスを提供開始し、その後順次拡大。具体的には2020年10月には大阪府、奈良県、2021年4月には宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県など複数の府県で、2021年10月には北海道、青森県など、さらに多くの道県で、そして今年の4月にも複数の県で順次切り替えが開始されてきた。

しかし、前述したようにその中心は都市部であり、それ以外はau回線でカバーしてきた。

ところが、今回は都市部以外も含めての順次切り替え。楽天回線での通信は「Rakuten UN-LIMIT VII」の使い放題の対象という点が魅力な一方、楽天回線の電波が弱いエリアに住んでいる方にとってはau回線からの完全な切り替えは日常利用に支障が生じる恐れがある。

そのため電波が繋がりにくいなどの不便が生じた場合には楽天モバイルコミュニケーションセンターへ問い合わせるよう案内されている。個別に調査した上で、スマートフォンの一時貸出など、対応をするという。

また、影響が出る可能性のあるエリアに住んでいる方に関してはすでに9月下旬頃から案内が開始されているという。

情報元、参考リンク
楽天モバイル/「パートナー回線エリアから楽天回線エリアへの切り替えについて」ページ
楽天モバイル公式サイト

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