<▲画像:新しい「Kindle」と「Kindleキッズモデル」が登場> |
解像度は「Kindle Paperwhite」と同じになるので、新世代ではスペック面でベーシックモデルの魅力が増したと言える。ストレージ容量も8GBから16GBに増量されている。
出荷開始日は10月12日になる予定で、価格(税込、以下同)は下記の通り、広告ありモデルと広告なしモデルとで異なる。
- 【New】Kindle 広告ありモデル:10,980円
- 【New】Kindle 広告なしモデル:12,980円
- 【New】Kindle キッズモデル サブマリンカバー:12,980円
- 【New】Kindle キッズモデル スペースホエールカバー:12,980円
- 【New】Kindle キッズモデル ユニコーンバレーカバー:12,980円
「Kindleキッズモデル」は付属カバー違いで3種類用意されているが価格は同じ。
<▲画像:新型Kindleキッズモデルの3種類のカバーバリエーション> |
Kindleには複数のラインナップが用意されているが、今回新たに登場するのはベーシックモデルと、それをベースにしたキッズモデル。
前述したようにディスプレイサイズは変わらないが、解像度が167ppiから300ppiになることで、精細さが大幅に増す。コミック内の小さな文字だろうと見やすくなるだろうし、明らかな前進だ。
<▲画像:解像度が300ppiになったことで旧世代モデルよりも精細に> |
さらにボディも若干小型軽量化された。
<▲画像:小型軽量化によって旧世代モデルよりも持ちやすくなった> |
ディスプレイサイズそのままでボディはコンパクトになった。第10世代のボディは約160 x 113 x 8.7mm、174gだが、第11世代では約157.8 x 108.6 x 8.0mm、158gになる。幅も高さも厚さも全て少し小さくなり、重さも16g軽い。160gや170g前後の製品における16gの差は間違いなく体感できるので、長時間の読書における手/腕への負担は大きく軽減されるだろう。
<▲画像:第11世代のKindleのボディサイズ> |
加えて、ストレージ容量が8GBから16GBになり、充電端子はUSB micro-BからUSB Type-Cに変更されたので、スマートフォンなどに使っているUSB-ACアダプター/ケーブルをそのまま使いまわせて利便性が向上するはずだ。
価格は前述の通り、広告ありモデルで10,980円、広告なしモデルで12,980円なので、後者とKindle Paperwhiteの広告ありモデルを比較すると2,000円の差しかない。それでいてKindle Paperwhiteは6.8インチ、より多いフロントライト、そして防水対応になるので、両者で比較検討して悩む可能性もある。ただし、ストレージは第11世代のベーシックKindleの方が16GBと、2倍だ。
なお、同じベーシックKindleの新旧で価格比較をすると、第10世代は広告ありモデルが8,980円。第11世代はスペックが向上したものの高額にはなっている。とはいえ、旧世代と比べて、Kindle Paperwhiteを選ぶ理由は減ったので、Kindle Paperwhiteを止めてベーシックKindleを選ぶ場合にはコストパフォーマンスは良いと言えるだろう。一方、とにかく低コストでKindleを購入したいという場合には以前よりも敷居が上がった。