<▲画像:「Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)」> |
発売時の市場推定価格は83,000円(税込)前後とされているが、将来的にはキャンペーン等のセール、量販店モデルなど仕様やタイミング次第で下がってくることも予想される。
一方で、いつ下がるのかは分からないので、Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)の日本市場投入を待っていた方は早めの購入の方が入手しやすいかもしれない。
なお、OSはAndroid 12を搭載して発売されるが、LenovoはグローバルではLenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)にAndroid 14までのアップデートは保証するとしているため、恐らく日本市場でもAndroid 14アップデートまでは提供されるだろう。
レノボ・ジャパンは自社のAndroid製品に対するOSアップデートの計画をWebサイト上で公開し、随時更新しているので、ブックマークしておくと便利だ。
→レノボ・ジャパン/「Android アップグレードマトリクス」ページ
さて、Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)だが、最大の魅力は2,560 x 1,536ドットという高精細な解像度を持ちつつ600nitと明るい、11.2インチサイズの有機ディスプレイを搭載しつつ、OSがAndroid 12だという点。前述したように将来的にAndroid 14までのアップデート提供が保証される点も非常に大きな魅力。
<▲画像:「Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)」のディスプレイは11.2インチの有機EL> |
2回以上のOSアップデート保証のあるメジャーメーカーのタブレットは現状ではサムスン電子の「Galaxy Tab S」シリーズなど一部の製品に限られる中、レノボもようやくOSアップデート保証を打ち出し始めたのは嬉しい動き。
また、話をディスプレイに戻すと、リフレッシュレートは120Hz、タッチサンプリングレートは360Hzで、ちらつきが少なくスムースな表示でタブレットを楽しめる。
スピーカーは最近のミドルエンド/ハイエンドのタブレットでは標準的になってきたが、Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)も左右に合計4つのスピーカーを搭載する「クアッドスピーカー」構成。レノボ製品ではお馴染みのJBL製スピーカーで、「Dolby Atmos」にも対応する。
<▲画像:側面にはドルビー・アトモス対応のJBLクアッドスピーカーを搭載する> |
その他の基本スペックは、CPUがMediaTek Kompanio 1300T、メモリは6GB、ストレージは128GB、本体サイズは約263.7 x 166.7 x 6.8mm、重さは約480gといったところ。
USB端子は、USB 3.2 Gen 1 Type-Cで、DisplayPort 1.4出力やオーディオ出力、OTG対応となっている。DP出力ができるので、Type-C入力対応モニターの場合にはUSB Type-Cケーブル一本で、DP入力やHDMI入力端子を備えたモニターの場合には、USB Type-C to DPもしくはUSB Type-C to HDMIケーブル、またはUSBドックなどを介して映像を出力できる。
<▲画像:ボディの厚みは6.8mm> |
本体カラーは「ストームグレー」一色。
その他の機能面では、Windows PCのセカンドモニターとして使える「Lenovo Freestyle」がある。ワイヤレスでWindows Pcのセカンドスクリーンとして使える。
<▲画像:スタイラス(別売り)は背面にマグネットで脱着可能> |
なお、Wi-FiはWi-Fi6までサポートする。Bluetoothは5.1対応。
その他、microSDカードスロット搭載、フロントカメラは約800万画素、リアカメラは約1300万画素、GPS/GLONASS対応、バッテリー容量は8,000mAhなど。
<▲画像:「Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)」の基本スペック表1> |
<▲画像:「Lenovo Tab P11 Pro (2nd Gen)」の基本スペック表2> |
現在の日本のAndroidタブレット市場でAndroid 12以降のOSを搭載し、画面サイズが11インチ以上で解像度が2,560 x 1,600ドット程度の有機ELで、OSのアップデート保証がある程度あり、安心して購入できる製品となると選択肢が極めて少なく、「Lenovo Tab P12 Pro」など一部のレノボ製品(NEC LAVIEブランド製品も含む)と「Galaxy Tab S8+」「Galaxy Tab S8 Ultra」くらいしかない。
ハードウェアの性能だけならLenovo Tab P11 Pro (Gen 1)でも未だに全く問題ないと思うが、Android 10搭載で発売された製品のため、さすがにAndroid 14までのアップデートはないと考えられる。Webサイトの閲覧や動画視聴などの一般的用途が中心なら全く問題ないが、例えばエンタメ用途でも「PlayStation 5」のリモートプレイを「Dualsense」をBluetoothで繋いで行いたいのであればAndroid 12が必須条件となっているなど、アプリによってはAndroid 12を要件とするものもある。
ただ、そうした特殊な用途を除けば、実売価格としてはLenovo Tab P11 Pro (Gen 1)は6万円以下に下がっているので、Lenovo Tab P11 Pro (Gen 1)で構わないという方も多いと思う。特に今後、今まで以上のセールキャンペーンが行われる可能性は十分に考えられるので、Gen 1と合わせてチェックした方が良いかもしれない。
いずれにしてもグローバル発表からほとんどタイムラグなく日本市場にもLenovo Tab P11 Pro (Gen 2)が投入されるのは非常に嬉しいニュースだ。
※訂正:「ただ、そうした特殊な用途を除けば」以降で「Lenovo Tab P11 Pro (Gen 1)」とすべき箇所で「Lenovo Tab P12 Pro (Gen 1)」や「Lenovo Tab P12 Pro (Gen 2)」と記しておりました。いずれも「P12」ではなく、正しくは「P11」です。訂正の上、お詫び申し上げます。また、コメント欄にて指摘頂いた方にはお礼申し上げます。
後半 ただ、そうした特殊な用途を除けば、以降で
返信削除Tab P11 Pro と Tab P12 Pro ごっちゃに成っているようです、
確認と訂正を願います。
間違いの指摘、ありがとうございます! 先ほど確認の上、訂正しました。とても助かりました。
削除snapdragon 870 版はでるのかな?
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