<▲画像:第12世代の「Fire HD 8」シリーズ> |
3つの新モデルは「Fire HD 8 タブレット」とCPUとメモリが強化されてワイヤレス充電にも対応する「Fire HD 8 Plus タブレット、そしてキッズ向けの「Fire HD 8 キッズモデル」だ。価格はFire HD 8 タブレット(第12世代)のストレージ容量が32GBのモデルで11,980円(税込、以下同)。最も高いのはFire HD 8 Plus タブレット(第12世代)の64GBモデルで15,980円だ。
第12世代のFire HD 8 タブレットシリーズのモデル別の価格リストは下記の通り。
- Fire HD 8(32GBモデル):11,980円
- Fire HD 8(64GBモデル):13,980円
- Fire HD 8 Plus(32GBモデル):13,980円
- Fire HD 8 Plus(64GBモデル):15,980円
- Fire HD 8キッズモデル:15,980円
Amazon.co.jpでは既に予約受付が始まっているが、Fire HD 8 タブレットはビックカメラ、ヤマダ電機、エディオン、ケーズデンキなどの量販店でも10月中旬を目途に順次発売となる予定なので、実機を手に取って確認してから購入したい方は量販店に足を運んでみよう。
さて、その第12世代のFire HD 8 タブレットシリーズだが、一つ前の世代、すなわち第10世代のFire HD 8 タブレットシリーズの発売が2020年6月だったので、約2年4カ月を経ての新世代登場となる。若干分かり辛いが、Fire HD 8 タブレットシリーズに関しては前世代が第10世代で、今回の新型は第12世代に当たるので注意して欲しい。一方「Fire HD 10 タブレット」の最新世代は第11世代だ。世代表記はFireタブレットユーザーでも混乱しかねない。
新世代での大きな変化は、CPUの高速化、ディスプレイの明るさ改善、「Miracast」でのワイヤレスミラーリング対応など。また、ディスプレイのカバーガラスも強化アルミノシリケートガラスを採用し、強化している。ただ、幾つかの改善がある一方で、標準価格は第10世代から2,000円上がっているので結構な値上げだ。というのも、元々Fire HD 8 タブレットは1万円を切る価格、しかもセール中なら更なる安価での入手も可能というコスト面での魅力がとても大きかったと思う。
ところが、新型では最も安価なFire HD 8 タブレット 32GBモデルでも11,980円だ。約1万円の商品なので値上げ率で見ると大きい。しかもFire HD 10の最安グレードモデルが15,980円なので、場合によってはFire HD 8 Plus 64GBモデルよりもそちらを選ぶべきかもしれない。
値上げによって以前よりもFire HD 8 PlusとFire HD 10のベースモデルとの間では迷う方が増えるかもしれない。
とはいえ、Fire HD 8シリーズにはFire HD 10シリーズよりも小型軽量という魅力も当然ある訳で、新型も約201.9 x 137.3 x 9.6mmで重さが337gと軽い。Fire HD 8 Plusの場合は342g。
<▲画像:「Fire HD 8 タブレット」(第12世代)> |
第10世代と比べた場合、CPUが4コアから6コアに増え、性能としては最大30%向上したという。ディスプレイは解像度こそ1,280 x 800ドットで同じだが約10%明るくなっている。
また、新世代のFire HD 8 タブレットシリーズでは「Miracast」をサポートし、Miracast対応テレビやセットトップボックスなどの機器を介して映像をワイヤレスでミラーリングすることができる。
<▲画像:Fireタブレットの比較表> |
待てるのあればAmazon.co.jpでのセール中に購入するのがベストだと思うが、いち早く入手したい場合には予約購入するのがいいだろう。
なお、10月18日までに購入すると「Amazon Prime Video」における都度課金コンテンツの購入に使えるレンタル・購入クーポンが2,000円分プレゼントされるので、見たい作品が幾つかある場合にはクーポン分を差し引いて価格を考えられるだろう。その場合は第12世代の実質価格と第10世代の価格が同じになるため、今から第10世代を選ぶ意味はなくなる。