<▲画像:「POCO F4 GT」> |
POCO F4 GTはQualcommのハイエンドチップ「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載し、最大120Wの超急速充電に対応、強力な冷却システムを備えるなどヘビーなゲーム用途にも耐えられるスマートフォンで、すでに6月23日に一般販売開始となっているが、これまでは販売チャネルが限られていた。
<▲画像:Snapdragon 8 Gen 1を搭載する> |
6月23日の発売日時点ではPOCO F4 GTの販売チャネルはシャオミの公式通販サイトMi.com、Amazon.co.jp、楽天市場のみで、価格はメモリ/ストレージ容量が8GB/128GBのモデルが74,800円(税込、以下同)、12GB/256GBモデルが84,800円だ。
しかし今回ついに格安SIMの大手の一つ、IIJmio公式サイトでのPOCO F4 GTの取り扱いが始まる。
POCO F4 GTは元よりコストパフォーマンスに優れるスマホだが、IIJmioでは更に安い。
まず、IIJmioで取り扱うのはPOCO F4 GTの2モデルの内、8GB/128GBモデルのみ。8GB/128GBモデルは前述の一般販売では74,800円だが、IIJmioでは通常価格が65,980円と、すでに9,000円近く安い設定となっている。ただし、6月23日から26日までの短期間ながら早期購入者向けに1万円割引のキャンペーンが行われていたので、そのタイミングで購入した方も安く買えていることになる。
最も注目すべきは、現在IIJmioで実施中の「乗り換え応援キャンペーン【スマホ大特価セール】」の対象機種にPOCO F4 GTも追加されることだろう。
8月31日(水)23時59分までの間にIIJmioのギガプランの「音声通話機能付きSIM」をMNP(他社からの乗り換え)で加入すると共にPOCO F4 GTを購入すれば、1人1台まで(正確には1契約者あたり1台まで)特別価格となる。
そのキャンペーンによるMNP特別価格は45,980円だ。
そもそも65,980円でもSnapdragon 8 Gen 1搭載スマホとして考えると格安の部類だが、さらに2万円安いとなると魅力が増す。
既存のIIJmioユーザーがPOCO F4 GTを購入する場合には10,000円相当のギフト券がプレゼントされる特典もある。ただし、IIJmioの通信サービスのユーザーでない方が端末だけ購入する場合には特典はない。
→IIJmio公式サイトはこちら
POCO F4 GTについて
POCO F4 GTの概要
それでは改めてPOCO F4 GTを見ていきたい。POCO F4 GTは、Xiaomiの「POCO」ブランドのスマホで、日本市場への投入は初。
基本的にはゲーミングスマホだが、勿論ゲーマーでなくとも構わない。POCO F4 GTは普通にハイスペックなAndroidスマートフォンとして使える。一方でゲーム用途向けに、マグネット式のポップアップトリガーが搭載されるなどゲーミングスマホならではの要素もある。
<▲画像:マグネット式のポップアップトリガーを搭載する> |
<▲画像:ポップアップトリガー有無でのゲームプレイイメージ> |
このトリガーはボタン割当のカスタマイズにも対応している。カメラでの撮影/録画の他、懐中電灯を起動するなど各種アプリのショートカットなどに用いることもできる。ゲーム用途に限らずトリガーの使い方は幅広く、ユーザーに便利さをもたらしてくれる。
<▲画像:ポップアップトリガーはボタン/機能割当のカスタマイズが可能> |
POCO F4 GTのディスプレイは6.67インチの有機EL。リフレッシュレート120Hz対応、最大480Hzのタッチサンプリングレートが可能となっている。解像度は2,400 x 1,080ドットだ。
<▲画像:6.67インチの有機ELディスプレイを搭載> |
オーディオ面にもこだわっていてクアッドスピーカーを搭載する。クアッドスピーカーはタブレットでは珍しくないがスマホでは違う。ゲームのみならず動画視聴にも良いだろう。「Dolby Atmos」、ハイレゾにも対応する。
POCO F4 GTに搭載されるバッテリーの容量は4,700mAhで、「Xiaomi 11T Pro」のように最大120Wのハイパーチャージ(急速充電)にも対応し、120Wの充電器も同梱される。ゲームをプレイしながらの充電にも配慮し、バッテリーへのダメージはほとんどないという。
<▲画像:「Xiaomi 11T Pro」と同じく120Wのハイパーチャージに対応。充電器も同梱> |
モバイル通信はGSM、3G、4G、5Gに対応し、SIMカードは「nanoSIM」規格で、DSDV対応。対応バンド(周波数帯)は下記の通りだ。
- GSM:750/800/1,800/1,900MHz
- 3G(WCDMA):B1/2/4/5/6/8/19
- 4G(FDD-LTE):B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28
- 4G(TDD-LTE):B38/40/41*(2545~2650MHz)
- 5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78
Wi-Fiもこの価格帯のスマホでは珍しく強力でWi-Fi 6Eまでサポートする。具体的には、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz/6GHz)準拠だ。Bluetoothは5.2対応。POCO F4 GTは基本的にはゲーミングスマホということもあり、通信周りのスペックも高い。そのほか、NFC対応、IPX3/IP5X相当の防水・防塵にも対応する。
カメラはリアカメラが約6,400万画素のメインカメラと800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラの組み合わせのトリプルカメラ、フロントカメラは2,000万画素のシングルカメラとなっている。
<▲画像:リアにはトリプルカメラを搭載する> |
本体サイズは約162.5 x 76.7 x 8.5mm、重さは約210g。
カラーバリエーションはサイバーイエロー、ナイトシルバー、ステルスブラックの3色だ。
冒頭で触れた冷却システムについて、POCO F4 GTではデュアルベイパーチャンバー(次世代ステンレススチールVC及び3DステップVC)を6,904mm2の特大サイズのグラフェン層及び3D高出力グラファイトなどの素材と共に使うことで、内側から外側への複数層に熱がより効率的に伝わるようになっている。この強力な冷却システムによってPOCO F4 GTでは、Snapdragon 8 Gen 1の真のポテンシャルを発揮できるとされている。
<▲画像:「POCO F4 GT」の基本スペック表> |
なお、シャオミは8月1日付けで一部製品を値上げしているが、11日時点ではPOCO F4 GTは値上げ対象とはなっていない。
すでにIIJmio公式サイトではPOCO F4 GTの製品ページも公開されているので販売開始前の事前チェックも可能だ。発売日時は12日の10時。