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ファーウェイが新製品を一挙発表・発売!MatePad、WATCH GT 3 Pro、FreeBuds Pro 2、FreeBuds SE

ファーウェイ・ジャパンは7月26日に日本市場向けの新製品発表会を開催し、タブレット、スマートウォッチ、完全ワイヤレスイヤホンといった複数のジャンルで新製品を発表し、いずれも28日に発売した。

ファーウェイ・ジャパンが2022年7月28日に発売する新製品
<▲写真:ファーウェイ・ジャパンが2022年7月28日に発売する新製品>

10.4インチのフルビューディスプレイを特徴とするタブレット「HUAWEI MatePad」にはメモリが4GB、ストレージが128GBで、カメラのセンサーが1,300万画素にグレードアップされるなど一部強化されたモデルが追加された。市場想定価格は41,800円(税込、以下同)だ。

高級感あるスマートウォッチやハイエンドワイヤレスイヤホンも登場
<▲写真:高級感あるスマートウォッチやハイエンドワイヤレスイヤホンも登場>

スマートウォッチは、高級素材を使用したフラッグシップ製品「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」が登場。46mmシリーズのアクティブモデルが43,780円、クラシックモデルが47,080円、43mmシリーズのクラシックモデルが54,780円、エレガントモデルが76,780円となっている。

完全ワイヤレスイヤホンは、新開発のマイクロ平面振動板ドライバーを搭載する「HUAWEI FreeBuds Pro 2」(26,800円)、ファーウェイにとって初のエントリーモデルとなる「HUAWEI FreeBuds SE」(4,980円)だ。

前述したように今回発表された新製品はいずれも7月28日に発売となっている。



ファーウェイ 2022夏 新製品発表

HUAWEI MatePad(BAH4-W09)

今回新たに登場する「MatePad」の型番は「BAH4-W09」で、カラーは「マットグレー」。約10.4インチ、解像度2,000 x 1,200ドットのIPS液晶を搭載する。このディスプレイはテュフ ラインランド社の低ブルーライト認証に加えてフリッカー認証も取得し、ブルーライトやチラつきを軽減し、長時間利用でも快適に利用できるという。

「HUAWEI MatePad」
<▲写真:「HUAWEI MatePad」>

メモリは4GB、ストレージは128GBに増量され、カメラは約1,300万画素のセンサーにグレードアップされた。

本体サイズは約245.2 x 154.96 x 7.35mmで、重さは約450g。CPUはKirin 710Aで、OSはHarmonyOS 2、バッテリー容量は7,250mAh。Harman/Kardonチューニングのクアッドスピーカーを搭載する。

「HUAWEI MatePad」の外観
<▲写真:「HUAWEI MatePad」の外観>

その他の特徴としては別売りの「HUAWEI M-Pencil Package(第2世代)」への対応など。


HUAWEI WATCH GT 3 Pro

「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」
<▲写真:「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」>

「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」は、下記の4モデルが用意された。

  • 46mm アクティブモデル:43,780円
  • 46mm クラシックモデル:47,080円
  • 43mm クラシックモデル:54,780円
  • 43mm エレガントモデル:76,780円

ファーウェイのスマートウォッチは高級感を備えたデザインが魅力だが、今回新たに登場する4モデルも同様。

まず、46mmシリーズと43mmシリーズのサイズの違いを記しておくと、46mmシリーズはウォッチ本体サイズが約46.6 x 46.6 x 10.9mm、重さが約54g、ディスプレイが1.43インチの有機EL、43mmシリーズは約42.9 x 42.9 x 10.5mm、重さ約50g、1.32インチの有機ELディスプレイとなっている。

「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」の46mm(チタニウムケース)シリーズ
<▲写真:「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」の46mm(チタニウムケース)シリーズ>

バッテリーの持続時間(連続駆動時間)はカタログスペックでは46mmシリーズが通常使用で約14日間、ヘビーユースで約8日間なのに対して43mmシリーズは通常使用が約7日間、ヘビーユースが約4日間。

機能的には特に大きな違いはなく、どちらもスマホとの連携、通話、各種通知を受ける機能などの他、ヘルスケアでは血中酸素レベルや心拍数の測定、睡眠モニタリング、stressモニタリング、体表面温度測定などが可能で、アクティビティ記録は100種類以上のワークアウトモードを使える。

防水性能は新たにダイビンググレードに対応し、30mまでのフリーダイビングにも耐えられるという。

デザインは非常に美しい。46mmシリーズには強度に優れたチタンケース、傷つきにくいサファイアガラス、肌になじむセラミックのリアケースを採用している。43mmシリーズのケース素材には46mmシリーズのチタンとはまた異なる、1500度の窯で7日間焼成した後にダイヤモンドパウダーでポリッシュ仕上げを施したナノセラミックを使っている。43mmのエレガントモデルに使われている純白のベルトも同じナノセラミック製だ。

特に43mmのエレガントモデルのデザインは非常に美しく、スマートウォッチ市場でも唯一無二の綺麗さだろう。


HUAWEI FreeBuds Pro 2

「HUAWEI FreeBuds Pro 2」は、市場想定価格26,800円の完全ワイヤレスイヤホン。

「HUAWEI FreeBuds Pro 2」
<▲写真:「HUAWEI FreeBuds Pro 2」>

2万円台中盤の価格帯は完全ワイヤレスイヤホンのハイエンド機のスタートラインであり、各社の人気モデルが揃う。ソニーの「WF-1000XM4」、パナソニックの「Technics EAH-AZ60」、そして最近リリースされたGoogleの「Pixel Buds Pro」は2万円前半、ゼンハイザーの「MOMENTUM True Wireless 3」は3万円台といった実売価格だ。

それら人気モデルと競合する製品として登場するHUAWEI FreeBuds Pro 2だが、新開発のマイクロ平面振動板ドライバーを含むデュアルドライバーユニットによって幅広い再生周波数帯域を実現したという。クリアでひずみの少ない音、そして高音域は48kHzまで出せるという。低音域は14Hzから。

「HUAWEU FreeBuds Pro 2」の構造イメージ
<▲写真:「HUAWEU FreeBuds Pro 2」の構造イメージ>

音質のチューニングは、フランスの高級音響機器ブランドであるDevialetと協業し、オリジナルの音源が持つ音を再現できるように注力したようだ。Bluetoothコーデックは「LDAC」の他、SBC、AACに対応する。

ノイズキャンセリングはトリプルマイクを使っていて、環境音、耳元の音を正確にリアルタイムに取得し、適切な逆音波を発生させ前モデル以上の性能を誇るようだ。

Bluetoothイヤホンの便利機能として今やハイエンド機では定番のマルチポイントにも勿論対応しているので、2台のデバイスでの切り替えもシームレスにできる。何の操作も不要でパソコンとスマホ、スマホとウォークマンなどが切り替わるので、マルチポイントに対応している点も嬉しい。

イヤホンの操作は軸に搭載されたスマートセンサーを使って行うタイプ。音量調整、ノイズキャンセリング、外部音取り込みモードなどの切替を摘まむ操作やスワイプなどでできる。

形状のデザインは、大規模な装着試験で快適性などを評価して行われたとのことだが、こればかりは人それぞれ耳の形もサイズも違うので、実際に装着してみないことには分からない。筆者も完全ワイヤレスイヤホンは完璧にフィットしつつ音の良いイヤホンを探し求めている最中で、なかなか沼から抜け出せない。イヤホン自体の重さは約6.1gとのことで、完全ワイヤレスイヤホンとして軽量とは言えず標準的なレベルだと思うが、前述したようにとにかく装着してみないことには分からないと思うので、可能なら「e☆イヤホン」などで試用してみる方がいいだろう。Amazonなどの通販サイトでも販売される。


HUAWEI FreeBuds SE

完全ワイヤレスイヤホンのスタンダードエディション、ファーウェイにとっては初の低価格モデルとなる。価格も市場想定価格が4,980円と、HUAWEI FreeBuds Pro 2と比べても安い。

「HUAWEI FreeBuds SE」
<▲写真:「HUAWEI FreeBuds SE」>

最大の特徴は快適な装着感をかなえるセミオープンのカナル型だとされている。快適性、装着時の安定性のバランスを考えた結果のセミオープン型ということで、外耳道への圧迫感をできるだけ軽減しつつ通気性と軽量化にも注力したという。HUAWEI FreeBuds Pro 2で書いたことと同様、実際の快適性は装着してみないことには分からないが、装着イメージを見る限り、小振りのようなので外耳道に限らず耳介も含めて耳への負担は少なそうだ。イヤホン自体の重さは約5.1g。5gというラインは完全ワイヤレスイヤホンでは軽量の部類だ。

音に関しては、10mm径のダイナミックドライバーで高音・中音・低音のバランスに優れた音質を実現したという。

また、ノイズキャンセリング機能は搭載されていないが、通話時のノイズリダクション機能は効く。独自のビームフォーミング技術とAIノイズリダクション技術によって、騒音の中でも通話相手にクリアな声を届けることができるとされている。

操作は軸に搭載されたタッチセンサーを用いて行うタイプ。HUAWEI FreeBuds Pro 2は軸側面、HUAWEI FreeBuds SEは軸の外面にタッチセンサーを備えるようで、個人的にはこちらの方が装着後の操作はしやすいように思う。一方でこの手の操作形式だと誤操作もしやすいかもしれない。

BluetoothコーデックはSBC、AACまで。

HUAWEI FreeBuds SEも通販サイトの他、「e☆イヤホン」でも販売されるようなので、恐らく試用できるだろう。

情報元、参考リンク
ファーウェイオンラインストア
ファーウェイAmazon公式ストア

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