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ドコモ、超高速の「5G SA」サービスを提供開始。下り最大4.9Gbps、上り最大1.1Gbps。対応機種はAQUOS R7、Galaxy S22シリーズ、Xperia 1 IVより

NTTドコモ(以下、ドコモ)は24日、スマートフォン向けに「5G SA」(ファイブジー スタンドアローン)サービスの提供を開始する。従来の5Gサービスでは、4G LTE用のコアネットワーク設備を活用する「NSA」(ノン スタンドアローン)方式だが、5G SAサービスでは、コアネットワーク設備に5G専用機器を用いるため、5Gの性能/機能を最大限発揮することができる。

「5G SA」サービスがいよいよ個人向けにも提供開始
<▲:「5G SA」サービスがいよいよ個人向けにも提供開始>

5G SAサービスはすでに昨年12月から法人向けのデータ通信端末向けには提供開始となっていたが、今回は個人向けを含めたスマートフォン向けのサービスインとなる。

周波数帯としてはSub-6帯(3.7GHz帯、4.5GHz帯)に加えて、新たに28GHz帯のミリ波へ対応する。この結果、通信速度は下り(受信、ダウンロード)側で最大4.9Gbps、上り(送信、アップロード)側で最大1.1Gbpsになる。

いきなり現行の5Gサービスエリアの全てで対応するという訳ではなく、一部の主要ターミナル駅周辺やイベント会場、商業施設など、人が多く集まるエリアから展開されていく。

対象の主要ターミナル駅は札幌駅、仙台駅、東京駅、名古屋駅、金沢駅、大阪駅、広島駅、高松駅、博多駅。

また、5G SAは当面(終了時期未定)は無料提供されるが、一応オプション扱いになる。すなわち、通常の5G通信に加えて5G SAを利用したい場合に5G SAオプション(月額550円、税込)に加入するという形だ。しかし、前述したように、ひとまず当面は無料。

オプション扱いなので、利用したい場合にはユーザー自ら申し込みを行う必要がある。申込はドコモオンラインショップ、ドコモオンライン手続き、ahamoオンライン手続き、もしくはドコモショップや量販店で行うことができる。

5G SAサービスを利用するには対応機種である必要がある。当面は下記の4機種のみで5G SAを利用可能だ。各機種とも準備が整い次第、ソフトウェアアップデートが配信される予定。

  • AQUOS R7 SH-52C:8月24日より対応
  • GALAXY S22 SC-51C:8月末より対応予定
  • GALAXY S22 Ultra SC-52C:8月末より対応予定
  • Xperia 1 IV SO-51C:9月以降に対応予定

AQUOS R7では下り最大4.9Gpbs、上り最大1.1Gpbs、Galaxy S22シリーズでは下り最大4.9Gbps、上り最大1.1Gbps、Xperia I IVでは下り最大4.9Gbps、上り最大1.1Gbpsでの5G通信に対応することになる。

例えばGalaxy S22の場合、5G SAを使わずとも従来の5Gで下り最大4.2Gbps、上り最大480Mbpsなので、十分に速いといえば速い。AQUOS R7やXperia 1 IVも同様で既に十分速い通信速度に対応している。そのため、慌てて5G SAサービスに申し込む必要はないと思うが、当面は無料なので対応機種の方は申し込んでおいて全く問題ないだろう。ただし、有料化した時には解約せずに放置していると月額550円が発生するので注意したい。

情報元、参考リンク
NTTドコモ/プレスリリース
ドコモオンラインショップ

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