<▲画像:「OCN モバイル ONE」> |
「OCN モバイル ONE」は格安SIM市場で大手の一つで、端末のセールキャンペーンについても「IIJmio」と並び、非常に安い。「OCN モバイル ONE」の過去のセールは、他社からの乗り換え(以下、MNP)だけでなく通常の新規契約も対象としている点も特徴。
<▲画像:Web上で「OCN モバイル ONE」の7月22日開始セールの予告広告が見られるように(上図はキャプチャ画像)> |
とはいえ、その魅力的なセールは4月26日に終了したキャンペーンを最後に復活していない。
実は6月10日から30日までの間に一度セールキャンペーンが復活したといえばしたが、このセールは4月26日以前に行われてきた数々のセールと比べると割引額が低く、それほど魅力的とは言えなかった。
過去に「OCN モバイル ONE」が行ってきたセールはとにかく魅力満点だったので、7月22日からの内容に大いに期待したいところ。
なお、「OCN モバイル ONE」や「OCN光」などのコンシューマー向けのOCNサービスはNTTドコモグループ内のNTTコミュニケーションズが手掛けていたが、7月1日からNTTレゾナントに移管されている。NTTドコモはグループ間で大規模な事業再編を行っていて、OCNサービスも対象となっていた。
<▲図:NTTコミュニケーションズ、NTTコムウェアの子会社化、事業再編のステップ> |
NTTレゾナントは「goo Simseller」の運営に加えて「OCN モバイル ONE」公式サイトにおける「スマホセット」の端末販売実務を担っていたこともあり、以前から協力関係にあった。実際、2018年からNTTコミュニケーションズのコンシューマ向けOCNサービスの運営をサポートしていた。
関連性のあるNTTレゾナントが継承するとしても支障はないと思われるし、現在は通信サービス(ネットワーク)と端末販売及びサポート、アプリ・コンテンツなどをNTTレゾナントが一貫して提供する体制になった訳で、将来的に更なるサービス改善にも取り組みやすいかもしれない。
また、goo Simsellerは今回の事業再編に伴い「OCN モバイル オンラインショップ」という名称に変更され、リニューアルしている。URLも以前の「https://simseller.goo.ne.jp」での提供は終了し、「https://onlineshop.ocn.ne.jp/」に変更された(現在は旧アドレスにアクセスしても構わないが、新アドレスへ転送される)。
恐らく7月前後は事業移管に伴う混乱があったと推測されるだけに、大規模セールがなかったことにもそれが影響しているのかもしれない。「OCN モバイル ONE」が大幅割引セールを行わなかった期間も競合の「IIJmio」は継続的に大規模セールキャンペーンを実施しており、実際に好評だったと報じられている。
「OCN モバイル ONE」への加入を考えつつもお得なセールキャンペーンの復活を首を長くして待っていた方にとっては22日11時は注目の瞬間になるかもしれない。少なくとも6月実施セールの内容よりも良いことを期待したい。
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