<▲画像:「moto e32s」> |
オープン価格だが想定売価は21,800円(税込、以下同)。量販店、通販サイトの他、格安SIM各社でも発売される。最も安価に入手できるのは「IIJmio」などの格安SIMだろう。例えばIIJmioではキャンペーンの条件を満たせば7月末までの期間限定で16,800円、MNPなら1,980円の特別価格で購入できる。
いずれにしても、エントリーモデルながら幾つかの面で進化しているので注目だ。
新エントリースマホ「moto e32s」について
moto e32sの概要
モトローラのラインナップの内、低価格のエントリークラスに相当する「moto e」シリーズの新製品。<▲画像:「moto e32s」の使用イメージ> |
OSはAndroid 12。モトローラのスマートフォンは、低価格機の中ではカスタムOSではなく純粋なAndroid搭載という点も単純に魅力の一つになってくるだろう。
<▲画像:Android 12を搭載> |
ディスプレイは前述したように6.5インチ、解像度1,600 x 720ドット、アスペクト比は20:9、リフレッシュレートは90HzのLCD。リフレッシュレートは60Hzより上なので滑らかな表示が可能だろう。
CPUはMediaTek Helio G37なので、基本パフォーマンス面で多少妥協が必要になるかもしれない点には注意したい。
とはいえ、より低パワーのHelio G25を積む「moto e7」でもサクサクではなくともそれなりには使える。moto e7よりパワーアップしているので、個人的にはエントリーモデルとしては十分ではないかと思う。メモリは4GB、ストレージは64GB。外部メモリとしてmicroSDカードも使用できる(最大1TB)。
モバイル通信では5Gには非対応で、2G(GSM)、3G、4Gまで。モバイル通信の対応バンドは下記の通り。
- 4G LTE:B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41
- 3G(WCDMA):B1/B2/B5/B8
- 2G(GSM):850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz
SIMは「nanoSIM」のデュアル仕様だ。
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)準拠で、Bluetoothは5.0。
おサイフケータイには非対応だが、防水・防塵(IP52相当)、FMラジオなどには対応する。また、生体認証は顔認証と指紋認証に両対応し、指紋センサーは画面内ではなく側面配置。モトローラのスマホの指紋認証精度と速度は悪くないので、moto e32sも期待できる。また、スピーカーがシングルスピーカーという点には注意したいが、3.5mmオーディオ端子は搭載されている。
<▲画像:バッテリー容量は5,000mAh、ディスプレイは6.5インチ、HD+、20:9、90HzのLCD> |
搭載バッテリー容量は5,000mAhで、充電は最大15W対応。端子はUSB Type-C(USB 2.0)。充電アダプタとUSBケーブルは同梱されていないので、市販品を使おう。本体サイズは約164.0 x 74.9 x 8.5mmで、重さは約185g。カラーバリエーションはスレートグレイ、ミスティックシルバーの2色。
<▲画像:「moto e32s」はスタイリッシュなデザインも魅力。左はカラー「スレートグレー」、右は「ミスティックシルバー」> |
カメラはリアカメラがトリプルカメラ構成で、約1,600万画素のメイン、約200万画素のマクロ、約200万画素の深度センサーとなっている。フロントカメラは約800万画素だ。
<▲画像:背面にはトリプルカメラを搭載する。背面の「M」ロゴは指紋認証センサーではなく純粋なロゴ。指紋認証センサーは側面に搭載する> |
moto e32sは実際、デザインがエントリーモデルらしくないというか、スタイリッシュなので、普段Webブラウザとメール、SNSなどが中心で、後はカメラそこそこ、動画そこそこといったような使い方であれば十分満足させてくれそうだ。それ以上のパワー/パフォーマンスを求めるなら「moto g」シリーズの方がいいだろう。
moto e32sの基本スペック
moto e32sの基本スペック表は下図の通り。どの販売チャネルで購入してもSIMロックは掛かっていない(SIMフリー)。<▲画像:「moto e32s」の基本スペック表> |