<▲画像:「Xiaodu Du Smart Buds Pro」の特徴> |
価格は21,780円(税込、以下同)だが、ヨドバシの場合は10%のポイント還元(2,178ポイント)があるので少しお得だ。一方のHR貿易公式サイトでは現時点では保証が通常12カ月から18カ月になるキャンペーンが実施中。
Du Smart Buds Proは実機のレビュー記事を後日公開予定なので、関心がある方はそちらもお待ち頂ければ幸いだ。発売日前に公開できればと思っている。
<▲画像:「Xiaodu Du Smart Buds Pro」> |
現在の完全ワイヤレスイヤホン市場では約2万円という価格帯はミドルエンドとハイエンドの間あたりに位置することになるが、Du Smart Buds Proの場合には製品カテゴリが若干異なる。というのも、ビジネスや外国語学習等を主な用途に想定したイヤホンだからだ。もちろん音楽や動画視聴用途にも使えるが、特徴的機能はやはりビジネスや外国語関連に集中している。
実際、公式のPR資料でも「ビジネスイヤホンの決定版」というフレーズで紹介されている。
Du Smart Buds Proの主な特徴を書き出すと下記の通りだ。
- 最大40dBのアクティブノイズキャンセリング機能
- 外音取り込みモード
- 通話録音機能
- 文字起こし機能
- AIによる翻訳/通訳機能(45言語対応)
もちろん普段使いでも役立つ機能だと思うが、どちらかというとビジネス寄りだろう。
Du Smart Buds Proのバッテリー駆動時間はノイズキャンセリングのオン/オフ状態で異なる。
ノイズキャンセリングがオフだとイヤホンのみで約7時間、充電ケース含めて約35時間、ノイズキャンセリングがオンだとイヤホンのみで約4時間30分、充電ケース含めて約22時間30分。バッテリーの持ちは標準的といったところだろう。
<▲画像:アクティブノイズキャンセリング機能、急速充電機能について> |
ただし、急速充電機能を備えていて、イヤホンを充電ケースに収納すれば10分間で2時間の再生が可能なレベルまで充電できる。仮にビジネスでヘビーな使い方をするとしても、お昼など休憩のときに充電ケースに入れ忘れなければ日中は持つだろう。
ノイズキャンセリングは前述したように40dBまでノイズカット可能とされている。逆に外部の音を取り込み、周囲の人の声や電車やバスなどのアナウンスなどを聞き取れるように外音取り込みモードも搭載されている。
<▲画像:スマート通話録音機能搭載> |
通話録音機能は実際にはDu Smart Buds Pro自体にストレージや録音機能が搭載されている訳ではなく、スマートフォン向けアプリとの連携で行う。通常の電話だけでなく「LINE」のようなアプリでの音声通話の録音もできる。文字起こしも可能だ。
AIによる翻訳/通訳機能では、Baiduの検索エンジンAIを応用し、高い翻訳精度を実現したとしている。現時点では日本語、英語を含めた45言語に対応している。具体的な対応言語のリストは下図の通り。
<▲画像:AI翻訳/通訳機能では45言語に対応> |
翻訳/通訳機能には「AI通訳者モード」と「同時翻訳モード」の2モードが用意されている。
AI通訳者モードでは、チャット形式でスマホ画面に会話が表示される。会話の流れを文字としても確認しながらコミュニケーションを進めていくことができる。
一方の同時翻訳モードは1つの画面内に翻訳前の言語と翻訳語の言語をそれぞれまとまった状態で表示される。そのため、学習や聞き取りに便利。また、長い文章の翻訳や一方通行のスピーチなど、同じ言語で音声が続くシーンで活用できる。
サウンドに関しては12mmダイナミックドライバーを搭載する。
イヤホンの防水・防塵性能はIP54相当。
イヤホン本体サイズは約34.3 x 25 x 21.5mmで、充電ケースのサイズは約65.3 x 27.8 x 48.7mm、充電ケースを含めた重さは約55.2g。Bluetoothのバージョンは5.2対応で、コーデックはSBC、AACに対応している。
イヤーピースはXS、S、M、Lの4サイズが付属する。他にはUSBケーブルが付属する。
<▲画像:12mmダイナミックドライバー搭載、イヤーピースは4サイズが付属> |
ちなみに、AI翻訳/通訳機能のようにスマートフォン向けアプリとの連携が必要な機能は別として、アプリが無くとも普通に完全ワイヤレスイヤホンとしての基本的な機能は利用できる。スマホなどでBluetoothのペアリングを行えば、アプリが無くても認識し、利用できるし、イヤホンの軸部分にはタッチ操作エリアが設けられていて、通話応答/終了、曲の再生/停止、曲送り、ノイズキャンセリングモード/外音取り込みモード切替、音量調整など基本的な操作は可能。そのため、「Nintendo Switch」や「ウォークマン」などの機器でも基本的な機能は利用できる。