<▲画像:HTCから新製品が2022年6月28日に発表へ> |
日本のスマートフォン市場ではHTCは長らく新製品を投入していないこともあり、徐々にその名を聞かない時間が長くなってきたユーザーも多いかもしれないが、VR界隈ではMeta(旧「Facebook」)の「Meta Quest 2」(旧「Oculus Quest 2」) が圧倒的シェアを誇るもののHTCの「VIVE」シリーズも根強い人気を持つ。
それだけに、今のHTCのアクティブユーザーはHTC VIVEシリーズの方が多いかもしれない。その一方でやはり一般向けにはスマホのHTCの方が広く浸透しているとも思う。
今回のHTCの新製品はその両方のユーザー、ファンに訴求するモデルになるかもしれない。
先ほど書いたように、今回HTCが告知したツイートに記載されているハッシュタグは「#HTC」「#VIVERSE」「#seeyousoon」「#Createmymetaverselife」で、キャッチフレーズは「Log in the Future」だ。
Log in to the Future
— HTC (@htc) June 9, 2022
2022.06.28#HTC #VIVERSE #Seeyousoon#Createmymetaverselife pic.twitter.com/YwiE3B0r9U
「VIVERSE」はHTCが手掛けるメタバースのエコシステムの名称。そして「Createmymetaverselife」というフレーズもメタバース上でのユーザー/プレイヤー自身のライフを作ろうということで、VRを含むXRに関わる製品であることが容易に想像できる。
そして公開されたティザー画像は、まるでスマホからメタバース、VR空間へ入り込む様子をイメージしたようにも見える。実際、HTCがVIVERSEに関わるスマートフォンをリリースするとの噂もある。
スマホをVRゴーグルに装着して本格的なVRプラットフォームとVRアプリ/サービスを体験できるものとしては韓国サムスン電子と旧Oculusが提携して提供していた「Gear VR」が挙げられる。米Googleの「Daydream」も期待されたが最終的には普及しなかった。Gear VRもVRコンテンツやVRサービスの普及に大きく貢献したと思うし、筆者自身Meta Quest 2を購入する直前まではGear VRを愛用していた。しかしGear VRも終了した。
スマホをVRゴーグルに装着するタイプの製品は手軽さという点では素晴らしいと思う。
VRコンテンツの素晴らしさ(※クオリティの高いコンテンツでなければガッカリするだけ)を体験するには何らかのVRゴーグルが必須だが、VRの良さを未経験の方がいきなりMeta Quest 2や「PlayStation VR」シリーズなどを購入するには勇気とコストが必要。その点、スマホ連携ゴーグルは手軽でVR体験のスタートには最適だ。
今回HTCが発表するであろう新スマホがどのレベルのVR体験が可能なのかとても気になるところ。
HTC VIVEシリーズでVRノウハウを豊富に蓄積しているHTCの製品だけに期待感が募るし、日本市場への投入も期待したいところ。
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