<▲画像:マイナンバーカード申請サポート事業について> |
マイナンバーカードの申請は、各個人がサポートを使わずに自分自身で申請することができるが、写真撮影、複数のパスワードの違いの理解などややこしく面倒な要素が多々ある。
PCやスマートフォンなどに慣れない方にとってはそもそもの印象として難しそうというイメージもあると思う。
今回の申請サポート事業によって、ドコモショップ、auショップ、UQスポット、ソフトバンクショップ、ワイモバイルショップなど対象店舗では、マイナンバーカードの申請に不安がある方で店員のサポートを受けて手続きを行うことができる。しかもサポート費用は無料の上、各キャリアの回線契約を保有するユーザーである必要もない。
各キャリアショップがマイナンバーカード申請サポート窓口の一つになるイメージだ。
具体的な申請サポート事業の概要は下記の通り。
- QRコード付き交付申請書を用いた申請に対応
- 手ぶらでも交付申請が可能(通知カードやQRコード付き交付申請書の持参が不要)
- 土日祝日含め、ショップ営業時間内はいつでも申請可能
- 上記3キャリアでの契約有無を問わず誰でも申請可能
- 店舗でスタッフによる申請サポートを実施
- マイナンバーカードは、後日指定の市区町村役場などで発行
リストの一番下に書いている通り、最終的にマイナンバーカードを発行し、受け取る場所は指定の市区町村役場などとなる。
なお、マイナンバーカードの申請を実際に行ったり、受け取って使ってみたりすると、スマホが基本的に必須だということを痛感すると思う。
そのため、現在フィーチャーフォン(ガラケー、ケータイ)を使用中の方でマイナンバーカードの取得を考えている場合には、可能ならマイナンバーカードの申請前にスマホへの機種変更をする方がいい。キャリアショップでスマホへの機種変更を勧められる可能性は普通にあり得ると思う。申請サポートがスマホを前提にしていることは上図からも明らか。その場合、自分が考えていたタイミングより前にスマホへの機種変更とマイナンバーカード申請をいっぺんに行うことになるかもしれない。どう考えても混乱しかねないと思うので、マイナンバーカード申請を機にスマホへの機種変更を行うのかどうかということも事前にしっかりと検討しておく方がいいだろう。
「とりあえずマイナンバーカードは欲しいけど携帯電話は変えたくない」という方もいると思う。その場合はスタッフにハッキリとその意思を伝えるべきだろうし、郵送で申請する方が無難だと思う。
また、マイナンバーカードの申請において非常に面倒なステップの一つが顔写真の撮影だ。
ショップではスタッフが撮影してくれるのかもしれないので、自撮りよりも良い写真を撮れると思うし、ショップなら壁も無地だと思うので撮影しやすいと思う。筆者は自分で家で撮影してパソコンで傾き補正やトリミングなどの各種補正を行ったが、普通の写真以上に面倒だった。運転免許の写真のように会場で流れ作業で撮影されてしまって撮り直しが効かないなら、いっそ諦めもつくが、自分で撮ると納得いくまで撮り直したくなる。その点、ショップで撮ってもらえれば最初からまあまあ良い感じで撮影してもらえるかもしれないし、1度や2度なら撮り直してくれるかもしれない。
マイナンバーカードの申請手順そのものは少なく、今回の発表資料にも「申請手続きは10分程度!」と書かれているが、実際にはもっと長い時間が掛かる可能性があるので、できれば事前に申請手順をある程度は確認しておくことを勧めたい。全てを理解できなかったとしても、理解できる範囲で目を通しておくだけでも当日スムースになると思う。
マイナンバーカード取得にあたってはマイナポイントを最大限ゲットしたいと考えている方も多いと思う。それも含めて本来はスマホが推奨されるので、現在フィーチャーフォンを使っている場合にはスマホへの機種変更を含めて考えることが多くなってしまう。もしスマホへの機種変更をするなら、一旦スマホへの変更をして、少し慣れてからマイナンバーカードの申請をするという流れの方が時間は掛かっても無難だと思う。
なお、申請が完了しても実際のマイナンバーカードの発行・受取までには約1カ月掛かるため、急いでいてもすぐには入手できないことにも注意して欲しい。
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