<▲画像:「ZenFone 7」> |
ZenFone 7シリーズに今回のアップデートを導入することで、Android 12の強化された「ピクチャ・イン・ピクチャ」機能や、権限を許可したアプリの履歴などを確認できる「プライバシーダッシュボード」などの機能を使えるようになる。
注意したいのはAndroid 12へのアップデートを導入するとASUS電話アプリでの「SIP通話」機能は使えなくなる点。ASUS電話アプリで「SIP通話」機能を現在利用中の方は注意して欲しい。
具体的なアップデート対象製品と型番は下記の通り。
- ZenFone 7 (ZS670KS):ZS670KS-BK128S8/オーロラブラック
- ZenFone 7 (ZS670KS):ZS670KS-WH128S8/パステルホワイト
- ZenFone 7 Pro (ZS671KS):ZS671KS-BK256S8/オーロラブラック
- ZenFone 7 Pro (ZS671KS):ZS671KS-WH256S8/パステルホワイト
アップデートの導入手順は基本的にその旨を伝える通知メッセージから始められる。手動で行う場合には「設定」アプリから進める。
アップデートによって使えるようになる主な新機能は下記の通り(公式発表からほぼ抜粋通り)。
Android 12で利用可能となる主な新機能
「ピクチャ・イン・ピクチャ」機能を強化
Android 12の「ピクチャ・イン・ピクチャ」機能は、シングルタップで小窓の再生・一時停止ボタンなどを表示、ダブルタップで画面の拡大・縮小、ピンチイン・ピンチアウトで画面のサイズを調整、小窓を長押しした後、小窓の一部を画面外に移動させることができるなど、動画がより快適に視聴できるように機能が強化された。権限を許可したアプリの履歴などを確認できる「プライバシーダッシュボード」
Android 12では、権限を許可したアプリの履歴などを確認できる「プライバシーダッシュボード」が追加。「プライバシーダッシュボード」では、過去24時間の間にカメラ、マイク、位置情報にアクセスしたアプリを一覧で確認できるだけでなく、気づかない間に権限を許可しているアプリがないかを確認、権限の変更も行うことができる。カメラとマイクの使用状況がステータスバー上に表示
Android 12では、ステータスバー上にカメラとマイクの利用状況が表示されるようになった。これにより、マイクやカメラのオン/オフの切り替え忘れを防ぐことができる。クイック設定パネルにはカメラとマイクのアクセス権限をオフにするパネルが用意されており、オフにすることで、アプリがカメラやマイクにアクセスすることが出来なくなる。位置情報のアクセスで「おおよその位置情報」が追加
Android 11までの位置情報の権限設定は「アプリの使用中のみ」と「1回のみ」だったが、Android 12では位置情報へのアクセス許可をしつつ「おおよその位置情報で許可する」が追加されたため、プライバシーも配慮した状態での権限を許可することが可能になった。ユーザー補助の拡大機能に「拡大の種類」が追加
Android 12では、ユーザー補助の拡大機能に「拡大の種類」が追加。画面全体を拡大表示、画面の一部分のみを拡大、切り替えボタンで画面全体と画面の一部分のみを拡大、から選択できる。ZenFone 7、ZenFone 7 Proは2020年10月にAndroid 10搭載で発売となり、2021年4月にAndroid 11へのアップデートが提供開始となっている。それから約1年2カ月でAndroid 12へのアップデートが提供となった。
OSのメジャーバージョンアップが2回提供されているというのは「Zenfone」ブランドの製品を今後購入する際の安心材料の一つにもなるので、この点は嬉しい動き。