<▲画像:「歴代F機総選挙」の最終結果> |
2016年に富士通が携帯電話事業を分社化し、富士通コネクテッドテクノロジーズが誕生し、2021年には「Fujitsu Connected Technologies Limited」の略として「FCNT株式会社」への社名変更が行われた。
今ではREINOWAホールディングス(投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループが大株主)の100%出資企業となり、資本関係としても富士通グループとは無関係になるなど30年間で体制は大きく変化してきたが、依然として「F」の携帯電話は健在で、貴重な日本メーカーの一社として市場に残っている。
ケータイ時代は「F」、スマホ時代は大文字の「ARROWS」から小文字の「arrows」に変わり、今では「F」というよりも「arrows」で知られる方が多いと思うが、30年間に及ぶ携帯電話事業から生まれた約250機種の中からお気に入りの機種の投票が行われた。
結果、トップ10は下記の通りとなった。
- arrows NX F-01J(2016年12月2日発売)
- arrows NX F-01K(2017年12月8日発売)
- mova F(1991年4月発売)
- FOMA F905i(2007年11月29日発売)
- arrows 5G F-51A(2020年7月30日発売)
- デジタル・ムーバ F501i HYPER(1999年2月22日発売)
- arrows NX F-02H(2015年12月4日発売)
- ARROWS NX F-01F(2013年10月24日発売)
- arrows NX9 F-52A(2020年12月18日発売)
- PRIME series F-04B(2010年3月26日発売)
トップは2016年発売の「arrows NX F-01J」、2位は「arrows NX F-01K」、3位に富士通の携帯電話第一弾機種となる「mova F」、4位にヨコモーションの「FOMA F905i」、5位に「arrows 5G F-51A」といったトップ5だ。
<▲画像:「歴代F機総選挙」の上位> |
企画の内容からフィーチャーフォンへの投票が集まりそうなイメージだったが、思いのほか近年のarrowsシリーズが上位に入ってきた。
とはいえ、「mova F」「FOMA F905i」だけでなく、ドコモの「iモード」対応端末1号機の「デジタル・ムーバ F501i HYPER」が6位に入ったり、セパレートスタイルケータイの「PRIME series F-04B」が10位、初の折り畳み型ケータイ「デジタル・ムーバ F503iS HYPER」が11位、「Windows 7ケータイ F-07C」も同票数での11位、カラー液晶初搭載の「デジタル・ムーバ F502i HYPER」が13位に入るなど、何か大きな変化、大きな特徴を備えた機種はしっかりと上位に入っている。
トップ2機種はそれこそコロナ禍でマスク装着時にも便利な「虹彩認証」を活かした「Iris Passport」搭載スマートフォンだ。虹彩認証は昨今の顔認証と違い、顔全体ではなく目の虹彩を用いて認証を行うため、マスクをしていても全く問題ない。
また、arrows NX F-01Jもarrows NX F-01Kも、オンキヨー監修のオーディオ設計も特徴となっている。
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— FCNT株式会社 (@FCNT_Ltd) May 13, 2022
🤳約250候補から
頂点に輝いたのは!?🥇✨
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#F機総選挙
開票結果発表🎉
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たくさんのご投票🗳️あろがとうございました💘
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今のスマートフォン市場における日本メーカーは片手で数えられるほど減っており、一社一社が貴重な存在というだけでなく、30年にも及ぶ長い歴史自体に価値がある。今後もFCNTの製品に期待していきたい。
情報元、参考リンク