<▲画像:「楽天回線」のエリアが拡大中> |
そのため、高速データ通信量が無制限という点だけに着目すると楽天回線のサービスエリア拡大は非常に大きな魅力。
一方で、通信速度や通信エリアのキメ細かさではauのパートナー回線の方が優れている場所もあるので、ユーザーによっては一概に楽天回線のサービスエリアが広がることを喜ばない方もいるかもしれない。とはいえ、基本的には楽天回線のエリア拡大は良いニュースだろう。
というのも、楽天モバイルはこれまでは1GBまでなら無料、という点を武器に契約者数を増やしてきたサービスだったと思うが、新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」では下限ステップが0円ではなく1,078円になるので、通信サービスとしての特長が根本的に変わる。今後の楽天モバイルは0円運用が可能な点ではなく、むしろ上限ステップに達した場合でも「3,278円で高速データ通信が使い放題」という点が競合他社と比べたときの最大の差別化となる。
そうなると楽天回線のサービスエリアの拡大は重要だ。
そして今回新たに追加されたエリアは4月5日時点でエリア整備が完了しているもので、楽天モバイル公式サイトのサービスエリアページに追加された日付が5月12日。
具体的には下記のエリアが新たに加わっている。
<▲画像:「楽天回線」の4G LTE拡大エリア(2022年5月12日更新分)> |
なお、auパートナー回線を仮に5GB使い切った場合でも、最大1Mbpsでの通信は可能なので、一応auパートナー回線も厳密に言えば使い放題ではある。一方、同じ使い放題でも楽天回線に関しては最大1Mbpsといったような通信速度の制限がなく高速データ通信が使い放題、という違いがある。
ただ、新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」の投入が決まった以上、今まで以上に楽天回線のエリア整備を急ピッチかつキメ細かく進めて欲しいという要望は増えるかもしれない。
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