<▲画像:「Google Pixel Buds Pro」> |
7,980円からの価格設定のエントリーモデルである「Google Pixel Buds A」シリーズと比べて多機能。例えば、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能、周囲の音を聞こえやすくする外音取り込みモード、複数デバイスでシームレスに使えるマルチポイント機能、ワイヤレス充電機能などがある。
「Google Pixel Buds Pro」はケーブルレスのBluetooth接続の完全ワイヤレスイヤホン。
<▲画像:イヤホンの形状はオーソドックスで万人向けに見える。片側約6.2g> |
イヤホンはイヤーピース(イヤーチップ)が中サイズの時に片側6.2gと、完全ワイヤレスイヤホンとしては平均的な重さ。充電ケースは約62.4g。サイズはイヤホンが片側約22.33 x 22.03 x 23.72mm、充電ケースは約25 x 50 x 63.2mm。ハウジングの形状は無難なカーブで構成されているので、ある程度万人向けのデザインと言ってよさそうだ。
イヤーピースは変形しやく様々な耳の形に合わせてフィットしやすい設計だとされている。
さらに、センサーが耳の奥の気圧をアクティブに測定し、それに応じてイヤホンが減圧するため、耳が詰まった感覚を軽減し、快適な装着感を得られるようだ。
アクティブノイズキャンセリング機能によって外部の雑音をカットできるほか、逆に外部の音を聞こえやすくする外音取り込みモードも搭載する。
サウンド品質に関しては、専用の11mmのドライバーを採用し、低音から高音までバランス良く、かつパワフルなサウンドを体験できる模様。音に関しては実際に聞いてみないことには分からないが、Googleの製品は基本的にどのジャンルでも癖の少ないオーソドックスな製品が多く、「Google Pixel Buds Pro」も万人向けの音質で仕上げられているのだろう、とは推測される。
<▲画像:11mmのドライバーを搭載する> |
通話に関してもビームフォーミングマイク、音声加速度計、風の音を軽減するメッシュカバーなどを活かし、クリアに会話できるという。音声加速度計やメッシュカバーは「Google Pixel Buds A」シリーズにはないもの。
バッテリー容量もまずまずのようで、音楽の連続再生時間はノイズキャンセリング使用時で最大7時間、ノイズキャンセリング未使用時で最大11時間、充電ケース込みだとそれぞれ最大20時間、最大31時間とされている。
マルチポイント接続機能への対応も魅力だ。
マルチポイント接続機能があれば、例えば「ウォークマン」や「Nintendo Switch」、ノートPCなどで音楽やゲームを楽しみつつスマートフォンに電話の着信が来たときにシームレスでスマホでの通話ができる。マルチポイント機能は初めて体験すると感動するレベルの便利さなので、「Google Pixel Buds Pro」にも魅力的な機能の一つといっていいだろう。
また、防水・防滴に関してはイヤホンだけでなく充電ケースもだ。イヤホンはIPX4相当、充電ケースはIPX2相当となっている。
充電ケースはUSB Type-Cケーブルでの有線での充電に加えて、「Qi」規格のワイヤレス充電に対応している。
「Google アシスタント」機能も「Google Pixel Buds Pro」の大きな魅力で、ルート案内、テキストメッセージへの返信などの他、リアルタイム翻訳も使える。
カラーバリエーションは4色。Charcoal、Fog、Lemongrass、Corakの4色。
実際に音を聞いてみないことには分からないが、高音質を最重要視する場合には価格帯からも「Google Pixel Buds Pro」は最有力の選択肢にならないかもしれないが、フィット感は良さそうで、外耳道及び耳介は痛くなりにくそうだし、最近の2万円前後の価格帯の完全ワイヤレスイヤホンでは必須の機能もそつなく装備しているし、便利で無難な選択肢の一つになりそうなので早く体験したいところ。注目のイヤホンなのは間違いないだろう。