<▲画像:「AQUOS wish2」。下段はドコモ版の「AQUOS wish2 SH-51C」> |
AQUOS wish2は、通信キャリアではNTTドコモ(以下、ドコモ)が扱い、「AQUOS wish2 SH-51C」として6月下旬以降に発売となる。
上に掲載した写真の上段が左から順に「オリーブグリーン」「アイボリー」「チャコール」で、下段がドコモ版の「ホワイト」「チャコール」「ブルー」「コーラル」。現時点ではSIMフリー版の詳細発表はないが、上段の3色はSIMフリー版としての登場が推測される。
<▲画像:「AQUOS wish2」の「オリーブグリーン」> |
AQUOS wishシリーズは初代モデルが1月にリリースされたばかりなので、約半年での後継機種の登場となるが、CPUがQualcomm Snapdragon 480 5GからSnapdragon 695 5Gになっているので、基本的なパフォーマンスは間違いなく向上しているはずだ。
AQUOS wishとの違いはCPUくらい。デザインもボディのサイズも同じ。約147 x 71 x 8.9mm、重さ約162gだ。今回、あまりに短いインターバルでの後継機種の発表に至った理由はSnapdragon 480 5Gの安定した調達が難しいという状況を受けてのことのようだ。広い括りで言えば半導体不足の影響。見た目上、そしてスペック上は基本的にCPUの変更だけだが、Snapdragon 695 5Gへの切替は単にCPUの載せ替えだけでは済まないので、内部的には設計変更が行われているようだ。
OSはAndroid 12で、前モデル同様、2年間で最大2回のOSバージョンアップに対応している。AQUOS wishはAndroid 11搭載で発売だった。
CPUは前述したようにSnapdragon 695 5G、メモリは4GB、ストレージは64GB。Snapdragon 480とSnapdragon 695は明確にパフォーマンス差を感じ取れるほどパワーが違うので、AQUOS wishでは基本的パフォーマンスに我慢が必要だったところ、AQUOS wish2では大幅にストレスが軽減されるはず。
外部メモリは最大1TBまでのmicroSDXCに対応し、ディスプレイは約5.7インチ、1,520 x 720ドットの液晶。
バッテリー容量は3,730mAh、Bluetoothは5.1、SIMカードはnanoSIM。モバイル通信は5Gでは下り最大1.9Gbps、上り最大218Mbps、4Gでは下り最大500Mbps、上り最大75Mbpsに対応する。防水・防塵対応、アルコール除菌シートでの清掃に対応、おサイフケータイ(FeliCa)対応、指紋認証対応。オーディオ面ではハイレゾには非対応。
再生プラスチックを約35%使っているなど環境に配慮した取り組みも特徴。
<▲画像:筐体には再生プラスチック材を35%使用> |
また、スマホ初心者でも操作しやすい「かんたんモード」を搭載する点や、自動スクロールによって画面を流し見できる「スクロールオート」機能など、便利な機能も搭載している。
<▲画像:「AQUOS wish2」の基本スペック表> |
AQUOS wishは実際に手に取ってみると意外と悪くないというか、シックで落ち着いた印象の質感でサイズも扱いやすかったところ、前述したようにCPUのパワーが不足している点がネックだった。しかし、その点がAQUOS wish2では解消されているため、エントリーモデルを求める方には「AQUOS sense」シリーズとあわせて有力な選択肢の一つになりそうだ。
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