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シャープ、最新ハイエンドスマホ「AQUOS R7」を発表!新型1インチセンサー採用の高性能カメラ搭載

シャープは9日、スマートフォン「AQUOS」シリーズの最新モデルを2機種発表した。ハイエンドスマホの「AQUOS R7」とエントリーモデルの「AQUOS wish2」だ。

「AQUOS R7」のカラー。左から順にブラック、シルバー
<▲画像:「AQUOS R7」のカラー。左から順にブラック、シルバー>

AQUOS R7は通信キャリアではNTTドコモ(以下、ドコモ)とソフトバンクが扱い、ドコモ版は「AQUOS R7 SH-52C」として7月下旬以降に発売され、ソフトバンク版は7月上旬以降に発売される予定。発売時期は若干ソフトバンクの方が早い。

一方のAQUOS wish2は、通信キャリアではひとまずドコモが扱うことが明らかにされていて、「AQUOS wish2 SH-51C」として6月下旬以降に発売予定。過去の例にならえばAQUOS R7、AQUOS wish2のどちらもSIMフリー版が将来的にリリースされることが予想されるが、現時点では公表されていない。



AQUOS R7について

AQUOS R7の特徴

AQUOS R7はAQUOSのフラッグシップシリーズである「AQUOS R」の最新機種として登場し、今回も前モデル「AQUOS R6」と同様、ドイツの老舗カメラメーカーであるライカ社監修のカメラが大きな特徴。

リアにはライカ監修のカメラを搭載する
<▲画像:リアにはライカ監修のカメラを搭載する>

AQUOS R6ではスマホとしては非常に大型のイメージセンサーとなる1インチのセンサーを採用したことに注目が集まったが、AQUOS R7でもその基本コンセプトは踏襲されている。サイズは同じだが、新たに開発したセンサーを採用する。AQUOS R7のリアカメラは、オートフォーカス速度が約2倍に向上するなど複数の点で進化している。レンズはライカとの共同開発の「ズミクロン」レンズで、F値1.9、焦点距離19mm。集光量はAQUOS R6比で約1.8倍に向上している。

全面位相差AFのイメージ>
<▲画像:全面位相差AFのイメージ>

オートフォーカスでは全ての画素がフォーカス位置を検出できる「全画素Octa PD AF方式」に対応する。動く被写体にも素早くピントが合うし、使い勝手は多くのシーンで向上していそうだ。AIによる被写体の検出速度も速くなり、リアルタイムで人物の全身、顔、瞳を検出できるという。

トラッキングAFのイメージ
<▲画像:トラッキングAFのイメージ>

ディスプレイはAQUOS R6と同様、「Pro IGZO OLED」で、1Hzから240Hzの可変リフレッシュレート機能を持つ。操作していない時にリフレッシュレートを1Hzまで落とす「アイドリングストップ」機能も進化し、より省電力になりつつ、実用上のストレスも軽減し、操作を再開した瞬間にリフレッシュレートが戻る。また、AQUOS R6でも同じだったが、明るさが最大2000nitだという点も嬉しい。これから梅雨を経て夏を迎える日本だが、直射日光の強いシーズンの屋外でも見やすいディスプレイは魅力だ。サイズは6.6インチ。

通信性能では5Gの「Dual Connectivity」に対応する。これは5GのSub6とミリ波の周波数帯の通信を束ねて同時に通信することで高速化できる技術で、理論的には下り最大4.9Gpbs、上り最大1.1Gbpsでの通信に対応する。

特筆すべき何か新しい機能を搭載したというよりも、AQUOS R6の正常進化版といった感じだけに、AQUOS R7はAQUOS R6に興味がありつつもスルーした方などにも良いかもしれない。

カラーはブラックとシルバーの2色。


AQUOS R7の基本スペック

AQUOS R7の基本スペックは下表の通り。SIMカードはnanoSIMとeSIMに両対応する。

また、対応周波数帯はドコモ版とソフトバンク版での違いはない。

「AQUOS R7」の基本スペック
<▲画像:「AQUOS R7」の基本スペック>

今春、今夏のハイエンドスマートフォンは基本的にQualcomm Snapdragon 8 Gen 1を搭載するが、選択肢は「AQUOS」「Xperia」「Galaxy」など、ブランド別に複数の選択肢が用意されるはず。それでいて各機種ごとに特徴は異なるので比較検討しやすいかもしれない。

情報元、参考リンク
シャープ/AQUOS製品ページ
ドコモオンラインショップ/AQUOS R7製品ページ
ソフトバンクオンラインショップ

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