<▲画像:「DAZN for docomo」の料金改定について> |
本記事執筆時点の「DAZN for docomo」では、料金は加入時期によって異なっている。2020年9月30日までに加入した方は月額1,078円(税込、以下同)だが、それ以降に加入した方は月額1,925円。さらに今年の4月18日以降に加入する場合には月額3,000円だ。
すなわち、長期加入者ほど低い料金で継続利用できていることになるが、今回、ドコモは2020年9月30日までに加入した方の料金を改定し、7月1日以降に月額1,925円にする。長く続いてきた他と比べて非常に安価な特別料金がついに終了する。かくいう筆者自身も「DAZN for docomo」の長期継続ユーザーの一人で、現在も月額1,078円で利用できている訳だが、7月以降の料金は月額1,925円になると知り、かなりショックを受けている。
とはいえ、そもそもDAZNは2月22日に一般向けの「月間プラン」の料金をそれ以前の月額1,925円から月額3,000円に改定しており(詳しくはこちらの記事参照)、「DAZN for docomo」の長期継続ユーザーの料金とは1,922円もの差が生じていた。DAZNの一般向けプランで最も一月当たりのコストが安価な「年間プラン(一括払い)」でも27,000円を12分割して一月あたり2,250円なので、1,172円の差だ。「DAZN for docomo」の大幅割引特典が続く限り、メインスマホをドコモから他社へ乗り換えることは無いと考えるほど非常に大きな割引だった。
しかし、さすがに月額1,078円のままではDAZNの運営に無理が生じるのだろう。そもそもDAZNは新型コロナウイルスの感染拡大が全世界で深刻な問題と化した2020年春以降、様々なプロスポーツのビジネス上の打撃のあおりから非常に大きなダメージを受けたとされていた。
結局、「DAZN for docomo」の7月以降の料金は、2022年4月17日までに加入した場合には月額1,925円、4月18日以降に加入した場合には月額3,000円、ということになる。
現在1,078円で利用中のユーザーは847円の値上げだ。しかし、これでも一般向け料金よりも安価なので、諦める他ないのだろう。
一方、直近でDAZNへの加入を考えているドコモユーザーは4月17日までに入る方がそれ以降よりも明らかに低コストなので、その方がいいだろう。
なお、他の動画配信サービスとのセット割特典は継続提供されるという。「dTV」や「ひかりTV for docomo」の加入者は月々220円の割引を適用できるが、それは7月以降も継続される。
非常に残念なニュースだが、せめて各スポーツにて素晴らしいシーズンが送られることを期待するしかない。
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