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Ankerが電子レンジも動くポータブル電源「Anker 757 Portable Power Station(PowerHouse 1229Wh)」を発売!

アンカー・ジャパンは13日、最大1500W出力のACポートを搭載し、電子レンジやドライヤーですら動かすことができる高出力・大容量のポータブル電源「Anker 757 Portable Power Station(PowerHouse 1229Wh)」の予約販売を開始した。搭載バッテリー容量は1229Whで、価格は169,900円(税込、以下同)。

「Anker 757 Portable Power Station(PowerHouse 1229Wh)」
<▲画像:「Anker 757 Portable Power Station(PowerHouse 1229Wh)」>

現在は予約販売の段階で、実際の商品の出荷は5月下旬の予定。一般販売(発売)は5月24日の予定だが、予約した方への発送は一般販売前に順次行われるという。

販売チャネルはこれまでのAnker製品と同様、Anker Japan公式サイト、Amazon.co.jp、楽天市場、一部の家電量販店等とされている。残念ながらAmazonでは予約販売の受付開始から間もなく売り切れてしまったので、次にいつ予約できるのかは分からない。しかし、Anker Japan公式サイトでは本記事執筆時点でも予約上限には達しておらず、予約可能だ。

ポータブル電源をお持ちの方、幅広く製品を探した方はご存知だと思うが、100Wや200W程度の定格消費電力の家電製品なら問題ないが、500W~1000Wの製品を正常に駆動させられる製品は限られる。しかし、最大の難関は電子レンジやドライヤーなどの極めて高い消費電力の機器だ。電子レンジは普段600Wや500Wの設定で使っている方が多いと思うが、ポータブル電源で正常動作させることは難しく、対応機種は非常に少ない。というよりも、有名なメーカーの製品に限ると、ほぼ無い。

それだけに「Anker 757 Portable Power Station(PowerHouse 1229Wh)」の登場は待望の魅力的なニュース。

「Anker 757 Portable Power Station(PowerHouse 1229Wh)」が搭載するACポートは、定格消費電力で最大1500Wに対応するだけでなく、瞬間最大2400Wに対応する。実際に試した訳ではないため明言できないが、おそらく一般家庭にあるほぼ全ての家電が動くはずだ。もちろん純正弦波での出力。

しかも嬉しいことにACポートは6つも搭載されている。加えて、その内の3つは3ピンタイプ(1つはアース)なので、3ピンタイプの電源コードだろうと変換アダプタ不要で直接繋げられる。

冒頭で触れたように搭載バッテリー容量は1229Whなので、電子レンジやトースターですら現実的な時間使える。1000W出力で使っても1時間ちょっと持つ。500Wなら2時間以上使えるはずなので、仮に丸一日停電したとしても、朝昼晩の食事を電子レンジで温めて食べることだって十分にできるはず。料理を一つのお皿に温まりやすく配置するなど、1回で効率的に温めるなど工夫して節約すれば数日持つかもしれない。

持ち運びに便利なグリップ、超急速充電やソーラー充電への対応など
<▲画像:持ち運びに便利なグリップ、超急速充電やソーラー充電への対応など>

非常にバッテリー容量が大きいため、逆に「Anker 757 Portable Power Station(PowerHouse 1229Wh)」本体を充電する速度も気になるところだが、入力は100-120V、12A(最大)に対応しているので、最大で1000Wで充電できることになる(パススルー充電時は最大1200W)。すなわち1時間で1000Wh程度、約80%充電できることになる。これなら計画停電のように一日の中で電力供給が行われる時間帯が必ず存在する場合であれば毎日バッテリーが空になるまで使っても、1時間ちょっとの時間でフル充電状態に戻すことができる。

これだけの超急速充電に対応していれば、連日フルに使うようなタフな運用も現実的だ。

また、ソーラーチャージャーでの充電にも対応している。別売りの「Anker PowerSolar 3-Port 100W」からの充電が可能。

出力ポートは6つのACポートの他に最大120W(12V/10A)対応のシガーソケット、最大100WのUSB-C、最大60WのUSB-C、合計最大48WのUSB-Aポートを搭載している。シガーソケットによって車載用機器もそのまま使えるので、例えばアウトドアや非常時用に調理器具などをお持ちの方もそのまま使える。

基本スペック
<▲画像:基本スペック>

なお、ドライヤーなど定格消費電力が高い機器を長時間使った場合には、数分から数十分の間、低速充電になる、もしくは本体充電ができない場合があるという。これは本体の安全対策の一環。製品内部の温度が一定以下になるまで待つ必要があるため。時間を置いて内部温度が下がれば本体バッテリーへの充電速度も制限が解除され、復活する。

バッテリー自体は長寿命と安全性の高さが魅力のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用している。リン酸鉄リチウムイオン電池はレビュー記事を用意した「BigBlue Cellpowa500」(BigBlue CP500)も採用していた。大抵の用途なら「BigBlue Cellpowa500」(BigBlue CP500)で全く問題ないし、かなりオススメのポータブル電源だが、電子レンジはダメだった。

「Anker 757 Portable Power Station(PowerHouse 1229Wh)」の本体サイズは約463 x 288 x 237mm。思ったよりもコンパクトだと感じるが、重さは約19.9kg。

相当重いからだと思うが、大きな取っ手が左右に搭載されていて、一人で両手で持ったり、二人で一方ずつを持てるようになっている。

これ一台あれば、将来的に夏や冬に一時的な計画停電が行われる事態になっても乗り切れそうだし、大規模災害時などで本体の再充電が難しいとしても1229Whあれば、節約しながら使えば相当持つはず。東日本大震災以降、筆者もポータブル電源をいくつか購入してきたが、ついに本当に望んでいた決定版が出たと感じた。ただ、あまりに高価で気軽には買えないのが悩みどころだ。

5年保証も特徴
<▲画像:5年保証も特徴>

マーベル作品などハリウッド映画的な雰囲気が溢れるBGMと演出が魅力のプロモーション動画も必見だ。


下に掲載したのはAmazonでの商品リンク。


情報元、参考リンク
Anker Japan公式サイト/「Anker 757 Portable Power Station(PowerHouse 1229Wh)」製品ページ
Amazon/「Anker 757 Portable Power Station(PowerHouse 1229Wh)」製品ページ
Amazon/Anker公式ストアページ

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